WEST.に改名後のドーム公演 メンバー間は“素敵な腐れ縁”「本質は変わってない」

 4月23日にCDデビュー10周年を迎えたWEST.が29日、「WEST. DOME TOUR AWARD ~10th Anniversary~」の東京ドーム公演初日を開催した。公演前、メンバーの重岡大毅、桐山照史、中間淳太、神山智洋、藤井流星、濵田崇裕、小瀧望が取材に対応。グループにとって2年ぶりで改名後、初となったツアーの手応えを語った。同ツアーでは3都市8公演で約38万人を動員。この日が初日になった東京ドームでは、3日間3公演で約16万5000人の観客を迎える。

WEST.
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演出は藤井流星が担当

 4月23日にCDデビュー10周年を迎えたWEST.が29日、「WEST. DOME TOUR AWARD ~10th Anniversary~」の東京ドーム公演初日を開催した。公演前、メンバーの重岡大毅、桐山照史、中間淳太、神山智洋、藤井流星、濵田崇裕、小瀧望が取材に対応。グループにとって2年ぶりで改名後、初となったツアーの手応えを語った。同ツアーでは3都市8公演で約38万人を動員。この日が初日になった東京ドームでは、3日間3公演で約16万5000人の観客を迎える。

 グループ10周年のライブツアーは、京セラドーム大阪、みずほPayPayドーム福岡での公演を経て、いよいよ最終地を迎えた。

 これまでの公演での手応えを聞かれると、濵田は「ライブで少し特別なコーナーを用意したんですが、ファンの方がすごく喜んでくれました。それから、ライブ前に『ええじゃないか』のBGMを流してファンに歌ってもらうという試みもしました。今回はそれを上手、下手、アリーナなどで分けてカラオケ形式にしました。そのおかげで、より多くの人が歌ってくれるようになり、僕たちが登場する前から会場がものすごく盛り上がっています」などと語った。

 重岡は「ライブが始まる前からすでにライブが始まっているような盛り上がりを見せてくれて、本当にありがたいです」と喜んだ。カラオケ形式の試みについては、「他のグループがどのようにしているかは分かりませんが、僕らが初めてだったら“WEST.方式”と言ってほしい」と、自分たちの新しい試みに対する誇りと期待を込めた。

 演出は藤井が担当しており、オープニングでは10周年に寄せるメンバーの思いを語った4分30秒の映像が流れる。小瀧はその映像について「ぐっとくる」と感慨深く語り、10年間の活動の中で印象に残ったエピソードを披露。「Netflixで全員出演したドラマが、全然話題にならなかった(笑)。僕らより全然後の嵐の『ARASHI’s Diary -Voyage-』が事務所で初みたいな印象だったので……」とぼやきながら笑いを誘った。

 中間は「小龍は(デビュー当時)高校生やったんです。卒業したときと、成人迎えた時はめっちゃ覚えてますね。確か、桐山とも言ってたんですけど、卒業する時に卒業できるかどうかの夢を見たみたいな話をしていました」と振り返った。

 小龍自身は芸能活動と学業の両立について、「出席日数とかギリギリで卒業しましたね。その、デビューした時は年間の3分の1、4分の1くらい舞台やっていたので、全員で大変でした。夜行バスで帰ったりとかしてました」と当時の苦労を明かした。

 8月31日には桐山が35歳の誕生日を迎える。濱田は「任してください! サプライズ用意しています!」と本人の前で宣言した。重岡が「ケーキを出します! 写真をケーキにできるっていう」と具体的な詳細まで明かすと、桐山は「サプライズって(の意味)知ってるかな?」とツッコミを入れるなど、わちゃわちゃした雰囲気が続いた。

 10周年を7人で迎えたことについては、重岡は「すごいことだと思います。普通じゃないですしね。これだけ年齢もバラバラで、歩み方も違う7人が集まって、こうしてまた東京ドームっていう場所でライブをやるっていうのは。戦友というか、仲間というか、本当に素敵な腐れ縁ですので。名前も変わりましたけど本質は変わってないから」と力を込めた。

 今後、目指すところは「僕ら、楽しそうなことしていたいですね、ずっと。いろんな比べるものもあるかもしれへんけど、自分らが楽しいって思えることを精いっぱい大事にしてやっていたい」と言及した。

 その流れで、濵田に質問が及んぶと「え?」とおどけた反応を見せつつ、「夢はずっと変わらずブラックバス(を釣ること)」と遊び心いっぱい。メンバーは「仕事の話を」と総ツッコミを入れ、桐山は「頼むから、もう釣ってくれ!」と半ば真剣に願う場面があった。

次のページへ (2/2) 【写真】WEST.公演のアザーカット
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