俳優の石原さとみが20日、都内で行われた映画『ラストマイル』（8月23日公開）のシェアード・ユニバースプレミアイベントおよび完成披露舞台あいさつに登壇した。

　本作は、2018年に放送された連続ドラマ『アンナチュラル』、20年放送の連続ドラマ『MIU404』と同じ世界線で物語が展開するノンストップ・サスペンスエンタテインメント。日本中を恐怖に陥れる連続爆破事件と、事件を解決するために奔走する人々の姿を描く。

『アンナチュラル』で法医解剖医・三澄ミコトを演じた石原は、「早口言葉みたいな名前で、こうしてまた自己紹介ができること心の底からうれしいです。『アンナチュラル』は私の人生において、唯一無二の大切な作品。そのミコトがまた『ラストマイル』の世界で生きられたこと、映画を届けられることが本当にうれしい」と再集結を喜んだ。

　再びミコトを演じられることは、綾野剛からのメールで知ったという。「綾野さんから『ミコトやったね』とメールがきて、『どういうことですか？』と聞いたら『マネージャーさんにすぐ聞いて』って。そしたらマネージャーさんから脚本を渡されて、それでうれしさ通り越して爆笑していました。待ち望んでいた、すごくうれしかった」と感無量の表情で振り返った。

『アンナチュラル』で、石原と同じく法医解剖医・中堂系を演じた井浦は、「ラッキーなことに『アンナチュラル』以降、塚原あゆ子監督と別作品で撮影していた。そのタイミングで『ちょっとスタンバイして』と言われて。それですぐに髪を伸ばしました。この季節に、この髪形かと思って準備した」という。

『アンナチュラル』チームの再集結は「同窓会みたいだった」と石原。「6年前に終わって、そこから『MIU』で生き続けていた。シリーズじゃないのに同じ世界線で生き続いていて、すごく不思議だった。6年間、私たちが役に対してちょっとだけ成長している感じがあって。ただ戻るのではなく」と撮影を振り返った。

　イベントには『ラストマイル』より満島ひかり、岡田将生、ディーン・フジオカ、大倉孝二、酒向芳、宇野祥平、安藤玉恵、阿部サダヲのほか、『アンナチュラル』より市川実日子、『MIU404』より綾野剛、星野源、麻生久美子、メガホンをとった塚原監督も登壇。また、『MIU404』に登場するキャラクター・ポリまるの声を担当した声優の緒方恵美がMCを務めた。