元ヤクルト川崎憲次郎氏の素顔 娘のモデル・琴之が明かす溺愛ぶり「同級生6人との食事に父も」
ヤクルトなどで活躍し沢村賞にも輝いた元プロ野球選手・川崎憲次郎氏の一人娘で、モデルの川崎琴之。最近はバラエティー番組にも出演するなど活動の幅を広げている。父の明るさと元俳優でモデルだった母・堀恵子さんの美貌を受け継ぎ一層の活躍が期待されるが、素顔はまだあまり知られていない。父子関係も気になる。取材すると父とのホットなエピソードが盛りだくさんだった。
父と食べ物の好みも一緒、食べる量も親譲り?
ヤクルトなどで活躍し沢村賞にも輝いた元プロ野球選手・川崎憲次郎氏の一人娘で、モデルの川崎琴之。最近はバラエティー番組にも出演するなど活動の幅を広げている。父の明るさと元俳優でモデルだった母・堀恵子さんの美貌を受け継ぎ一層の活躍が期待されるが、素顔はまだあまり知られていない。父子関係も気になる。取材すると父とのホットなエピソードが盛りだくさんだった。(取材・文=中野由喜)
まずモデルの道に進んだ理由を聞いた。
「幼いころから母の影響でモデルに興味があり、大学2年生のときに仕事をモデルと決めました。母は結婚と同時に芸能界を引退しましたが、子どものころから母が載っている雑誌を見て『いいな~』と思っていましたし、ファッションショーにもよく行っていました。両親の影響か、当初から普通の会社員になる考えはなく、表舞台に立つ仕事が自分にしっくりくる感覚がありました」
両親も娘の思いを知っており反対されることなく進路は決まった。モデルの仕事の魅力をどこに感じるのだろうか。
「一番は自分が楽しいんです。仕事をしていると嫌なことも忘れ、仕事に集中できるんです」
最近はモデル以外にバラエティー番組のほか昨年公開の映画『シン・仮面ライダー』に俳優として出演した。
「昔から雑誌のお仕事、ランウェイを歩くモデルに憧れていましたので、モデルを軸にバラエティーのお仕事や女優としても活動したいですし、野球のお仕事もやりたいです。マルチに活躍できるモデルを目指しています。野球を通じ人に勇気を与えてきた父のように私も周りの人を笑顔にしたり、楽しいと思ってもらえる存在になれたらと思います」
まだ東京ガールズコレクションの経験がなく「TGCに出たい」とアピールしたが、表舞台に立つことが嫌いではないらしい父も一緒なら可能性は高まるかもしれない。
「そうですね、元プロ野球選手と娘が一緒にランウェイを歩くことはなかなかないと思いますし、父と一緒にTGCのランウェイ歩いてみたいです(笑)。親子のペアルックがいいかもしれません」
父とのプライベートの様子も気になる。
「私のことが大好き過ぎて、父自身の仕事の現場に私を連れて行こうとします。数日前も『始球式をするから来なよ』とか父が出演するバラエティー番組や野球解説の現場にも連れて行こうとします。私はいいですけど、現場のスタッフの人たちに迷惑をかけるかと心配になります」
当然、娘の外出にもついてくる。
「大学の入学式の後、同級生と仲良くなるために食事に行った時、私もまだ、ほぼ初対面の同級生6人に加えてお父さんも一緒でした。買い物についてくるのは当たり前。趣味のサイクリングに1人で出かけようとすると、『一緒に行く』と言ってついてきます。2人でお酒を飲みに行ったりもしますしドライブにもよく行きます。ディズニーランドにも父と行きました」
相当な親バカぶり。きっかけがあったのだろうか。
「父が沢村賞を取った98年に私が生まれたのですが、当時のお父さんは忙しくてほとんど家にいなかったので、たまに帰ってきたとき、赤ちゃんだった私をだっこすると私がすごく泣いたそうです。何でも母じゃないとダメな赤ちゃんだったらしいです。父はショックだったと思います。そのせいかもしれません」
父から言われて大事にしている言葉や教えはあるだろうか。
「あいさつは絶対にちゃんとしろ、とか礼儀については厳しく言われていますが、それ以外は健康でいてくれたらそれでいいと言っています。小学生のときに国語のテストで問題の意図を誤解して100点満点中10点を取ったときも『天才だな』と言っていました。勉強のことで何か言われたこともありません」
溺愛してくれる父の嫌なところはあるだろうか。
「ないです」
表舞台に立つことが好きな面は父似のようだが、ほかに似ている部分はあるだろうか。
「食べ物の好みが一緒です。好きな物も、嫌いな物も一緒なんです。私も父もお肉やラーメン、揚げ物やこってりした物が好きです。嫌いなのはインゲン豆。味より食感が苦手で、食卓でその話をしたら、母が父も昔、同じことを言っていたと言ってビックリしていました」
父は大食いらしいが……。
「私も小さい串カツなら80本くらい食べますし、焼き肉は20人前ぐらい食べられます。替え玉のできるラーメン店では替え玉は普段は2回ぐらいですが、頑張れば3、4回はいけます。小学生のころから2回していました。家で大きな鍋でカレーを作っても翌朝には無くなっています。おでんも大きな鍋2つ作っても翌朝なくなっています。家族みんな食べることが好きです」
ここで結婚観も聞いた。
「30歳までにしたいとは思いますが、できる気がしません。イメージがわきません」
父の影響か。理想の男性、家庭も気になる。
「父は結婚してもらわないと困ると言いますけど、自分の中で結婚する未来が見えないというか……。理想の男性像は父以上に優しい人。あとは私が結構、優柔不断なところがあるので、正しい判断、決断力のある人がいいですね。もう1つは、たくさん話をしてくれて話題をふってくれる人。私は話題を見つけるのは苦手なんです。理想の家庭という点では、父と母が私にしてくれたことを自分の子どもにもしてあげたいなと思います。私も習い事とかやりたいことをたくさんさせてもらいましたから」
素直で穏やかな口調からマイペースでおっとりした性格にも見えるが質問には間を置くことなく的確な答えが返ってきた。実はしっかりタイプのようだ。バラエティー番組出演の機会は今後も増えそうな気がする。
□川崎琴之(かわさき・ことの) 1998年4月6日、東京生まれ。都内の大学在学中の20歳の時に芸能事務所に所属してモデルに。2023年には映画『シン・仮面ライダー』に女性ショッカー役で出演し本格的に俳優デビュー。小学生時代は6年間クラシックバレエを学び、中学、高校ではチアダンス部に所属し、高1の時に全国ベスト8に輝く。趣味はゴルフとサイクリング。現在、長野・志賀高原観光協会のアンバサダーを務めている。身長167センチ。