橋下徹氏、“暴言騒動”フワちゃんの謝罪に苦言「これはとんでもない」 認識のズレ指摘

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が10日、関西テレビ『ドっとコネクト』に生出演。番組ではフワちゃんのやす子への暴言投稿が大炎上し、謝罪したことを取り上げた。

フワちゃん【写真:ENCOUNT編集部】
フワちゃん【写真:ENCOUNT編集部】

関西テレビ『ドっとコネクト』

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が10日、関西テレビ『ドっとコネクト』に生出演。番組ではフワちゃんのやす子への暴言投稿が大炎上し、謝罪したことを取り上げた。

 直接謝罪したというフワちゃんが「投稿当時、私はアンチコメントについて話していて、偶然目にしたやす子さんの投稿に『これにアンチコメントがつくなら』といった趣旨で本件の投稿の内容を記載し、その場にいた方に表示した画面を見せたところ、操作を誤って実際に投稿してしまいました」という説明をしたと紹介。放送作家から引退した鈴木おさむ氏は「んなアホな」と反応し、「今の時代、この言い訳は……、正直にやるしかないじゃないですか」とあきれた様子だった。

 鈴木氏は、女性との密会報道で謹慎したKAT-TUNの中丸雄一に触れ「中丸君は前だったら、旧ジャニーズのいろんな問題の前だったら、絶対スルーして、無視してると思いますけど、今はもうそれじゃダメだということを含めて、(所属の)STARTO(ENTERTAINMENT)社はたんと謝罪させて謹慎させますって。すごい変わったなと思ったんです」と明かした上で、「その時代にいま、この言い訳が、マネジャーさんが考えたのかもわかんないですけど、成立……古くないですか」と切り捨てた。

 橋下氏は「これはとんでもないですよ。典型的に企業とか、政治家が何かやって初動で失敗するパターンをやったってますよね」と指摘し、「内容見てもね、“アンチコメントがついたら”と言う風に書いてるわけでしょ。この謝罪文は送信してしまったことを問題にしてるけど、そこじゃないんですよ。あの文章を書いてしまったことが問題なんだから。送信したかどうかじゃない。それだったら、初めから、書いてしまってってことを正直に言って、徹底して謝って、あとはスポンサー企業がどういう判断するかってことをゆだねるしかないと思いますよ」と見解を示した。

 鈴木氏も「たぶん根本的に『あっ、フワちゃんってこういう人だったんだ』っていう、『こういうことを考える人だったんだ』っていうことを、みんな怖がって、ウワッて思ってるんです。あれを送信したことをポイントにしてることがそういうことじゃないんですよね」と同意した。

 また、橋下氏は「ああいうことを書いてしまったり、いろんな悩み、もしかするとタレントさんとか、テレビに出てる人はものすごいプレッシャーもあるわけで、”『こういう気持ちになって』(って)、それが許されるかどうかは別としても、そっちを中心に書くべきだった思いますよ」と精神の不安定さがあったのかもと推測し、そうならそこをつづるべきとコメント。

 鈴木氏も「女性のバラエティータレントって、ここ数十年、グラビアアイドルから売れるってものすごい忙しいじゃないですか。1日7本、8本とか出てるわけですね、テレビに。僕は見てきて、芸人さんって意外とそうならないんですけど、女性タレントの方って、どっかで心が折れてしまったりとか、やめてしまったりとか、当日番組に来ないとか、そういう行為になってしまう人が結構多いんですよね。フワちゃんもずっとそれを心配してましたけど」と明かした上で、「だったら、それをちゃんと言った方がいいですよね。(許されるかは)別として」と橋下氏に同調した。

 橋下氏は「今回のこの説明はマイナスな気がするなぁ」と首をかしげた。最後に今回の影響として、フワちゃんの番組降板や、掲載予定の教科書から削除される方向であることなどが紹介された。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください