大阪・吉村知事、Go To東京除外のあいまいさ指摘 基準が必要と訴え
18日放送の日本テレビ系「ウェークアップ!ぷらす」に、大阪府の吉村洋文知事が生出演した。
「探り探り、Go Toキャンペーンをやるのは必要」
18日放送の日本テレビ系「ウェークアップ!ぷらす」に、大阪府の吉村洋文知事が生出演した。
国が旅行代金の一部を負担する観光支援策「Go Toトラベルキャンペーン」は、東京が除外され、大きな波紋が広がっている。
吉村氏は「感染が広がっているということで、そういう判断も合理的な方法としてはありえると思いましたが、ただ大阪どうなの? 東京の隣接県はどうなの?っていうのがやっぱりあると思いますので、基準というか、こうなったら対象外にしますよ、こうなったら対象に戻していきますよ(という仕組みが必要)。その対象外に大阪も含まれれば、これは除外するべきだと思いますし、周りの県もそう。そういった一定の基準を決めたほうがわかりやすい」と指摘した。
一方で、見直し自体は評価し「ただ、全国一律にドカーンとやる予定だったものをある意味修正したのは賛成」と話した。
東京の除外は、連日新規感染者が最多を更新している東京の感染状況を憂慮したもの。しかし、明確な基準は示されておらず、同キャンペーンが都民にいつ適用されるのかの道筋も見えていない。
コロナ禍で観光業界の悲鳴が日に日に高まっている。
吉村氏は「観光業界、ホテル、売り上げは90%ぐらい減。壊滅的な打撃を受けている」と観光業界の窮状に触れ、「探り探り、Go Toキャンペーンをやるのは必要」と感染拡大を見極めながら実行すべきとの考えを示した。