JO1メンバー、映画共演のFANTASTICS「めちゃくちゃ優しかった」 舞台裏を告白「すごく勉強に」
公開中の映画『逃走中 THE MOVIE』(西浦正記監督)でJO1の川西拓実、木全翔也、金城碧海とFANTASTICSの佐藤大樹、中島颯太、瀬口黎弥がグループの垣根を越えた共演を果たした。ENCOUNTでは各3人をインタビュー。「JO1編」では川西、木全、金城が強い絆を感じさせた。
映画『逃走中 THE MOVIE』でグループの垣根越え
公開中の映画『逃走中 THE MOVIE』(西浦正記監督)でJO1の川西拓実、木全翔也、金城碧海とFANTASTICSの佐藤大樹、中島颯太、瀬口黎弥がグループの垣根を越えた共演を果たした。ENCOUNTでは各3人をインタビュー。「JO1編」では川西、木全、金城が強い絆を感じさせた。(取材・文=近藤加奈子)
――『逃走中 THE MOVIE』では仲間との絆が描かれています。撮影中に友情を感じた場面はありますか。
金城「クランクインで過去の回想シーンを6人で撮影したときですね。監督から『撮影の最後にグラウンドを何周かしてほしい』とリクエストがあり、カットがかかるまで6人で走っていたんです。最初の撮影日に6人の仲が良かった青春時代のシーンをいきなり撮るから、みんな緊張しながら走っていたんですけど、大和(川西の役名)が『もうちょっと、速くないとあかんやろ』と言って、自然とコミュニケーションを取るようになりました。友情を感じましたね。一番青春を感じたシーンでもあります」
川西「あの時、すごく素の笑顔になったよね。会話もなんか自然と出てきて」
木全「僕らキラキラしていましたね」
金城「今の方が『キラキラしている』って言ってほしいな(笑)」
木全「僕はクランクアップのときです。大樹くんだけ撮影が終わる日が違ったので、『5人でクランクアップか~』と思っていたんですけど、大樹くんがわざわざ駆けつけてくれたんです。それで一緒に写真を撮ったり、監督にもあいさつして、あらためて6人の絆を感じましたね。辛いときも楽しいときも一緒に乗り越えてきた6人だから、最後にそろった瞬間に胸がジーンと熱くなりました」
金城「うん、まさか来てくれると思わなかったもんね」
木全「ねっ。最後まで6人一緒の感じがしました。その後、ご飯に行きましたよね」
金城「うん。みんなで行ったね」
木全「あと、打ち上げでの大樹くんの振る舞いもすごく勉強になりました。僕はまだドラマや映画の経験がそんなにないので、こういう場面でもきちんと対応できる大樹くん、『かっこいいな~』って」
金城「FANTASTICSさんの御三方は打ち上げの盛り上げ方も上手だし、ご飯の後はカラオケにも行って本当に楽しかったよね」
川西「うん。あの日はすごく楽しかった。あと、僕はJO1のメンバーとこんなにガッツリお芝居をするのが初めてで、今もこうして仕事をやらせてもらっているので、この3人の絆が深まっていたら良いなと思っています」
金城「どう? この3人の絆、深まっていますか」
木全「深まっていますよ! けど、あらためて言うのってちょっと照れくさいです」
川西「いや、まだ『深まっている』とは言ってないよ。『深まっていたら良いな』だから(笑)」
木全「えっ、絆が深まっていると思っていたのは俺だけ?」
金城「おいおいおい! でも、俺けっこう信じやすいタイプなんで、根っこは深いですよ」
川西「え?(笑)」
――確認ですが、皆さんの絆は深まっていますか。
川西、木全、金城「はい。もちろんです」
――JO1のメンバーは非常にお忙しいですが、撮影中のモチベーションになったものはなんでしょうか。
木全「監督ですね。僕たちがオフの日でも別のシーンで現場に出られているので、大変なはずなのに毎回チェック用のモニターを前のめりになって見てくれているんですよ。それでも疲れた顔を見せたことが1回もありませんでした。あと、監督がモニターを見つめる横顔が本当にキラキラしていて、映像作品を作るのが好きだというのがすごく伝わってくるんです。僕は今回が映画初出演ですけど、『素晴らしい監督の期待に応えられるようになりたい』『精いっぱい頑張ろう』と思って、モチベーションが上がりました」
金城「僕はグループの垣根を越えてFANTASTICSさんと共演できたことが、モチベーションになりました。皆さん、めちゃくちゃ優しかったです。僕らからしたら御三方は先輩なのですが、フランクに話しかけても気さくに返してくださるので、現場に行くのも毎回楽しみでした。あと、JO1のこの3人でこんなに一緒に仕事をする機会がなかったので、演技の現場でしかできない会話も楽しかったです」
木全「根っこ、ふっか!」
川西「根っこ来てます、来てます!」
金城「いや、こんなのまだ全然根っこ浅いから」
川西「僕がモチベーションになったものは、アロマキャンドルです」
木全「うわっ、おしゃれ!」
川西「撮影を終えてから、家でアロマキャンドルをたく時間に力をもらっていました」
――どんな香りですか。
川西「多分、花系の香りだと思います。とても良い香りですね」
金城「それって、撮影中からアロマキャンドルにハマりだした感じですか」
川西「そうそう。今は碧海から誕生日プレゼントに贈ってもらったやつを愛用中です。すごく良い香りなんです」
金城「いや、最高ですね。実は僕もアロマキャンドルにとてもハマっているんですよ。帰ったら、絶対にアロマキャンドルをたきますね。拓実くんに贈ったのは、ちょうど誕生日だったから『絶対、これ喜ぶ』と思って」
木全「碧海、俺にもアロマのやつくれたよね」
金城「(しばらく考えて)何贈ったっけ」
木全「クマ型のフィギュアのやつ。あれもアロマよね」
金城「そうそう、アロマだった」
木全「あれ、かわいすぎて箱ごと飾ってあるの」
金城「いや、使って(笑)」
木全「碧海からもらったやつ、デザインがかわいかったので家の目立つと場所に箱ごと置いてあるんですよ。でも、今度ちゃんとアロマとして使います」
――以前、品川庄司の品川祐さんがXで、川西さん主演映画の『バジーノイズ』を金城さんと一緒に見に行かれたと報告されていました。メンバー出演の作品を見たら、本人に感想を伝えますか。
金城「僕はすぐ言います」
川西「ねっ、言ってくれたね」
木全「僕はこの間、(白岩)瑠姫くんが主演の映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』を見に行きました。感想を瑠姫くんに伝えたら、満更でもなさそうな顔でした」
川西「あと、碧海の映画を見た感想が僕の思っていたのとは少し違くて。僕のセリフをなんか勘違いして受け取っちゃったみたいで……」
木全「そんな事件ありましたね」
金城「ちなみに僕だけじゃなくて、拓実くんや翔也もメンバーが出ている作品をお互いに見合っているので、そこでも友情が芽生えているのかなと思います」
俳優活動で心がけていること「楽しむ」「全力」「ネジ外す」
――JO1との活動と俳優活動を両立する上で心がけていることはありますか。
木全「楽しむことです。いくら大変なことがあっても、楽しかったり、好きなことなら乗り越えられますし、常に希望も持てるじゃないですか。JO1の活動にも還元できたら良いなと思います」
川西「アーティストも俳優もアプローチの仕方が違うだけだと思うので、どちらも『真剣に全力で取り組む』姿勢を心がけています」
金城「JO1と違うお仕事をするときは、1個ネジを外すようにしています。拓実くんにも言われるんですよ。『碧海のアクセルすご!』って。JO1はグループだからできないこともあるんですが、グループ活動以外での仕事のときは、個人だからこそ頼まれたら僕は何でもできます」
――JO1と同じく、俳優としてもワールドワイドに活躍したいと思いますか。
川西「僕はマーベル作品に『出られたら良いな』と思います」
金城「僕はジャッキー・チェンさんとアクションがしたいです」
木全「マーベル作品に出たかったけど、今言われちゃったからな……」
川西「じゃあ、翔也はマーベル作品にして。僕はディズニー作品にする」
金城「ということで、この3人をよろしくお願いします!」
□川西拓実(かわにし・たくみ) 1999年6月23日、兵庫県生まれ。俳優活動はテレビ東京系ドラマ『クールドジ男子』、映画『バジーノイズ』など。
□木全翔也(きまた・しょうや) 2000年4月5日、愛知県生まれ。俳優活動は日本テレビ系『しょうもない僕らの恋愛論』、声優は映画『トラぺジウム』など。
□金城碧海(きんじょう・すかい) 2000年5月6日、大阪府生まれ。俳優活動はWOWOW『DROP』、テレビ朝日系『伝説の頭 翔』、映画『OUT』など。