高速道路のサービスエリア（SA）で、驚がくの光景が広がった。駐車されている車が、突如炎上したのだ。一時騒然となった現場。常磐自動車道の守谷SAでの出来事だという。一体、何が起きたのか。目撃者に一部始終を聞いた。

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　炎と煙を上げて燃え盛る、高級車と見られる白い車。車両後部から火の手が上がっている様子がうかがえる。

　SA内のコーヒーショップでコーヒーを飲んで休んでいたら、異様な光景が目に入ってきた。「朝食中に煙が立ち上ってきたので見に行きました」。

　火災の現場は、SA出口付近の駐車が少ない場所だった。とはいえ、初期消火では抑えられないほどの状態だった。現場に人だかりはなく、すかさずSAのスタッフが駆け付け、避難誘導。その後は消防車が到着し、消火作業を行ったという。

　目撃者は「すでに一定の消火作業が行われており、オーナーと思しき男性が追加で消火器を取りに動いていました。SAのインフォメーションにいるような服装をした女性スタッフが手際よく現場のコントロールを始めたので、従前より訓練が行き届いている印象でした。清掃スタッフも消火器を携えて向かっていました。SA内を通る車の導線からはある程度の間隔があり、誘導棒に持ち替えたスタッフが対応を始めました」と状況を説明する。

　SNSでも話題を集めており、エンブレムなどからイタリアの高級ブランド車・フェラーリであるとの指摘も寄せられている。「一体なんでこんなことに」「夏のスーパーカーは排熱がキツいですね…」「なんでだろ？　暑さで火？」「これは無理だ…消せない」「ショックだろうなぁ…」など、仰天する人が相次いでいる。

　目撃者は、緊急時の際に人々がどう動くのか、社会的に連動していく流れについて感じることがあったそうで、「災害時の対応として、インフォメーションの女性の方が指揮を執るなど、SA側の対応が訓練されているなと感心しました。現場は野次馬が集まっていなかったので、何か訓練でもしているの？　という雰囲気すら感じました。SNSでは、今回の件を巡って専門的な分析が出てきていることに驚きます」と話している。