『スター・ウォーズ』小道具が2億4000万円で落札 『ハリポタ』の杖は1本1400万円で記録更新
ヘリテージ・オークションズ(米・テキサス州)は、世界中のSFファンを虜(とりこ)にする最新ハリウッド/エンターテインメントシグネチャー(R)オークションを25日~26日(現地時間)に開催。世界各国から約2300人の入札者が参加し、落札総額590万ドル(約9億円)を記録した。
世界各国から約2300人の入札者が参加
ヘリテージ・オークションズ(米・テキサス州)は、世界中のSFファンを虜(とりこ)にする最新ハリウッド/エンターテインメントシグネチャー(R)オークションを25日~26日(現地時間)に開催。世界各国から約2300人の入札者が参加し、落札総額590万ドル(約9億円)を記録した。
同オークションには、『スター・ウォーズ』シリーズや『スタートレック』シリーズの世界から、象徴的な小道具や衣装、数々のポスター、そしてこれらのシリーズに影響を与えた映画や、それらにインスパイアされた作品の貴重なアイテムが出品された。
出品された約600点の中には、『スター・ウォーズ エピソード 6/ジェダイの帰還』でレイア姫がジャバ・ザ・ハットの奴隷として着ていた金属ビキニ、『スター・ウォーズ エピソード 4/新たなる希望』でデス・スターの撃墜に貢献したYウイング・スターファイターを中心に、『スタートレック:ヴォイジャー』の「フラッシュバック」を墜落させたUSSエクセルシオールが見どころとなった。
また、映画監督のスタンリー・キューブリック氏とSF作家のアーサー・C・クラーク氏による『2001年宇宙の旅』の初期の台本、イラストレーターのジョン・アルヴィン氏が『ブレード ランナー』のポスターのために描いたオリジナルのコンセプトアートなども用意された。
ヘリテージ・オークションズのエグゼクティブ・バイス・プレジデントのジョー・マッダレーナ氏は、今回のオークション前に「ヘリテージがこれまで何度も行ってきたように、一堂に会することのなかった最も重要な文化財を一堂に集めました。そうすることによって、これらのSF映画やテレビ番組がいかに私たちの世界に対する見方や考え方を形成し、影響力のあるものかを再認識することができます」とコメントしていた。
以下は落札アイテムTOP3。
1位:155万ドル(約2億4000万円) 『スター・ウォーズ』でデス・スターに挑んだYウイング
ヘリテージが昨年10月に310万ドルで落札したXウイングと、2017年に276万ドルで落札したR2-D2に次いで、オークションで落札されたスター・ウォーズのスクリーン使用小道具の中で3番目に価値の高いものとなった。
2位:31万2500ドル(約4800万円) スクルージ・マクダックと孫のヒューイ、デューイ、ルーイの油絵の原画
スクルージ・マクダックの作者カール・バークス氏による絵。バークス氏の驚くべき絵の具の扱い方と構図の素晴らしさが注ぎ込まれている。
3位:17万5000ドル(約2700万円) 『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』“スレイブ・レイア”の衣装
3万4000ドルからスタートした、象徴的なレイア姫の衣装は数分間コレクターが競った結果17万5000ドルという落札結果となった。
このほか、映画『ハリー・ポッター』シリーズの杖1本が約9万4000ドル(約1400万円)で落札され、杖1本の落札価格としての記録を更新。MCUからはクリス・ヘムズワースが13年の『ソー/ダーク・ワールド』で使用した、ソーの武器「ムジョルニア」が約8万1000ドル(約1200万円)で落札など、多くのSF・映画ファンが楽しめるオークションとなった。