【RIZIN】“素手ボクシング”王者ドッドソンが判定勝ち 4度ダウンの征矢貫は驚異粘り及ばず

第5試合はジョン・ドッドソン(39=JACKSON-WINK MMA)が征矢貫(29=パラエストラ松戸)に判定勝ちを収めた。

征矢貴も善戦見せるも、ジョン・ドッドソン(左)が判定勝利【写真:山口比佐夫】
征矢貴も善戦見せるも、ジョン・ドッドソン(左)が判定勝利【写真:山口比佐夫】

何度もダウン奪われるも征矢は意地で立ち続ける

 格闘技イベント「Yogibo presents 超RIZIN.3」(28日、さいたまスーパーアリーナスタジアムバージョン/ABEMA PPV ONLINE LIVEで全試合生中継)第5試合、Bare Knuckleルール(57.2キロ)2分×5R

 第5試合はジョン・ドッドソン(39=JACKSON-WINK MMA)が征矢貫(29=パラエストラ松戸)に判定勝ちを収めた。

“素手ボクシング”初挑戦の征矢だったが、1Rからステップを踏み積極的に仕掛けていく。1分50秒には右フックがドッドソンの左眉をとらえ、流血させた。

 だがドットソンもさすが。2Rには右フックを当てるなどし、征矢から2度のダウンを奪う。さらに、4Rにも立ち上がりに征矢がダウン。その後もドットソンの右が征矢の側頭部をとらえ、このラウンド2度目のダウンを奪った。

 右目から激しく流血した征矢。5Rは互いの格闘家としてのプライドのぶつけ合いとなった。征矢は右の拳を負傷し、残りの一分は左拳だけの戦いとなり、さいたまスーパーアリーナの4万の観衆からは、大きな征矢コールが巻き起こった。

 松戸の不死鳥の異名を持つ征矢が2022年11月の「RIZIN LANDMARK4」以来の勝利を目指して、現BKFCフライ級王者のドッドソンに挑む構図となったこの一戦。征矢自らがベアナックルルールを希望し、復帰後初勝利を狙うべく高いモチベーションで臨んでいた。判定で敗戦したものの、征矢らしい気持ちののこもった戦いをみせ善戦した。

 試合後、マイクを握ったドッドソンは「また戻ってくることを待ち望んでいる。そのときはRIZINでMMAでタイトルマッチをやりたいと思う。もしそれがかなわないのなら、日本人でBKFCでやってるやつがいると思う。そいつとやってもいい」と、BKFC挑戦中の篠塚辰樹との対戦を匂わせた。

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