『おむすび』ミルクボーイ内海崇が朝ドラ初出演 小学校の教師役に「角刈りで良かった!」
俳優の橋本環奈が主演を務める2024年度後期の連続テレビ小説『おむすび』の「神戸編」に、緒形直人、キムラ緑子、新納慎也、内場勝則、ミルクボーイの内海崇、岡嶋秀昭が出演することが26日に発表された。
阪神・淡路大震災が起きた瞬間とその後を描く
俳優の橋本環奈が主演を務める2024年度後期の連続テレビ小説『おむすび』の「神戸編」に、緒形直人、キムラ緑子、新納慎也、内場勝則、ミルクボーイの内海崇、岡嶋秀昭が出演することが26日に発表された。
物語は“どんな困難も明るくたくましく乗り越える”をモットーとする平成時代のギャルが栄養士となり、現代人が抱える問題を“食の知識とコミュ力”で解決しながら、縁・人・時代など目には見えない大切なものを結んでいく平成青春グラフィティー。
2025年1月17日、阪神・淡路大震災発生から30年を迎えるにあたり、『おむすび』は、阪神・淡路大震災が起きた瞬間とその後を正面から描く。米田家と共に未曾有の災害を経験し、大きな傷を抱えながらも、たくましく生きていく神戸の人々――演じるキャストが発表された。
緒形が演じるのは神戸・さくら通り商店街で靴店を営む、腕利きの靴職人。寡黙で口下手なため誤解されやすい。以前に妻を亡くしてから頑固になり、商店街の中で孤立するようになってしまう。男手ひとつで一人娘を育てている。
キムラはさくら通り商店街で夫婦で総菜屋を営む、結の友人の母役を担当。明るく豪快な性格で、震災後は避難所の運営にリーダーシップを発揮する。娘の菜摘は結の同級生で友人でうわさ話が大好きな人物だ。
神戸市職員を演じるのは新納。米田家が営む理髪店の常連でもあり、さくら通り商店街にアーケードを設置する計画の担当者。聖人に商店街側の責任者になるよう依頼する。震災時の対応、そしてその後の復興に奔走する。
内場は高橋テーラーの店主役を担当。体を鍛えるのが趣味の元気なおっちゃんで、よく米田家が営む理髪店に入り浸っている。地震後、米田家と同じ宝井小学校に夫婦で避難し、聖人たちと共に避難所の運営に加わる。
連続テレビ小説初出演の内海は、宝井小学校の教師役を演じる。米田家が営む理髪店の常連で、トレードマークの角刈りは聖人の力作。震災時に勤め先の小学校が避難所になる。
神戸さくら通り商店街にある『福田整体院』の院長役を担うのは岡嶋。面倒見がよく、世話焼きで、人情に厚い。熱心なオリックスファンでもあり、震災後、米田家が糸島に移住したあとも、一家のことを気にかけ続ける。
新納「パワーある作品が出来上がれば」
6人のコメントは以下の通り。
○緒形直人
「渡辺孝雄という靴職人役です。この人物の心を丁寧に演じたいと思っています。現場は活気があり、良い作品を届けようと皆で頑張っています。その思いを届けたいです」
○キムラ緑子
「もともと関西出身ですので、また大阪で朝ドラの撮影ができ、関西弁でお芝居ができることを嬉しく思っています。演じる美佐江は、困難の中にあっても皆の背中をたたくことができる元気で明るく強い人です。さくら通り商店街の皆とのシーンはとても居心地が良く、その空気感や商店街の一体感が、観てくださる方にも伝わればいいなと思っています」
○新納慎也
「昨年に引き続き朝ドラ出演となり大変嬉しく思っています。しかし、昨年とは『真逆』と言ってよい様な役柄になりそうです。神戸出身者として、阪神・淡路大震災も描く作品ということに、古傷がヒリヒリするような感覚を覚えました。それは『傷』でもあり、もしかしたら『誇り』でもある気がします。この感情をなんとか芝居に反映させつつ、地震大国である日本が歩んで来たように、力強く前向きになれるようなパワーある作品が出来上がればと思っています」
○内場勝則
「主人公の結ちゃんの幼少期に住んでいた神戸の商店、なぜかいつも事あるごとに米田家の理髪店に集まる、大きな問題、小さな問題、そして何もなくても集まる、ピーチクパーチク喧嘩するほど仲がいい商店街をこよなく愛する人々、微笑ましくたくましく、明るく元気な、こんな商店街のおっちゃんおるおる、いややっぱりおらんで。そんなおっちゃんを目指していきたいです」
○内海崇
「あ~ありがとうございますー! 今、朝ドラ『おむすび』の出演オファーをいただきましたけどもね! こんなんなんぼあってもいいですからね! ということで、初めて朝ドラに出させてもらいます! 放送を楽しみにしていただきたいんですが、角刈りで良かった! と心から思える役でした! 絶対見てください! 見てくれないと、俺は動くよ!」
○岡嶋秀昭
「また朝ドラに出演させていただくことを大変光栄に思っております。『おちょやん』の時の役名は、福松。今回は福田康彦、福ちゃんです。たまたまだとは思いますが、不思議な縁を感じております。ギャルと栄養士? と思われるかもしれませんが、とてもシンプルで大切なメッセージが描かれている作品だと思います。豪華な共演者の皆様、スタッフの皆様と力を合わせて、おむすびのようにほっこりとした朝をお届けできるよう、ちょっと懐かしい平成を懸命に生きたいと思います」