お笑いコンビ・極楽とんぼの山本圭壱が13日深夜、レギュラーを務めるMBSラジオ『アッパレやってまーす!～土曜日です～』（深夜0時）に出演。前週の放送で、妻の元AKB48・西野未姫の家出騒動の詳細を明かし、相方の加藤浩次から“公開説教”された後の反響について明かした。

　西野の家出は、夫妻での動画収録を山本が適当に済ませ、野球中継を優先したことが原因と判明。山本が逆ギレする中で身重の西野が家を出たことに、加藤が「鬼の所業だね」などと断罪した。この日の冒頭、加藤からニュースになったことをいじられると、山本は「加藤さんが言うと、どうしても攻め込まれる形になってしまいますけどね、私が」とコメント。加藤が「攻め込まれる形っていうか。お前、それは問題発言だぞ」と鋭く反応すると、山本は「“鬼の所業”みたいなことをまた言われたのがね、ネットニュースにはなってましたけれど」と返した。

　西野の目にも触れたかと聞かれた山本は「もちろんそうです。『そういうことでもないのにね』って言ってましたよ」と妻は気にしていないとした。それでも、加藤のテンションは変わらなかった。「まあ、まあ、まあ、西野がOKにしてるんだったら、それはそれでいいけど。西野がOKとかそういう問題じゃないでしょう。相手が許す許さないじゃなくて、己が反省するかどうかでしょう。相手が許したことによって、『はいOK』みたいな感じにしてません？」と山本を問い詰めた。

　山本は慎重に「それは簡単に言ったら、山本家で解決すればいいだけの話のような気がするんですよ」と発言したが、加藤は「そうですよ。普通はそうですよ。普通はそうですけど、オレは相方として、そこは介入していくよ」と宣言。「不倫にしても、家族のことですから、何してもあまり関知しないんですよ。『お互いがOKだったらいいんじゃない』っていうことはありますけど、山本家だけは介入していきますよ。どんどん介入しますよ」と力強く続けた。

　山本が「山本家だけは介入してくるんですか。ああそうですか」と“棒読み”でなぞると、加藤は再び「ゴリゴリ介入しますよ」と言い放った。劣勢の山本は「これは片側だけの意見じゃなしに、賛否があってよろしいような気もしますね」と“介入宣言”への反対派として、共演する元A.B.C-Z・河合郁人、＝LOVE・大谷映美里らに賛同を呼び掛け。加藤は「そういう汚えとこあるんだよ。だまされてお前の味方につくヤツっていっぱいいるんだよ。オレはずっと見てきてわかってんだよ」と相方は“同情票”を集めるのが得意と明かした。

　山本が「全然違いますよ。大体ね、極楽とんぼというのを見ていて、後輩陣とか周りの人たちはどうしても“加藤さんの圧”を感じる人が多くて、私の方についてたとしても、“加藤さんの圧”で、どうしても加藤さん意見の方に行ってしまうんですよね。『その方が楽だ』という風に私はとらえているので」と主張して反論すると、加藤は「違いますよ。山本さんの周りの人間とオレ、そんなに話したこともねえし。オレ、大体1人でいて、後輩とくっついたことなんか1回もねえんだよ、オレ」と強く否定して話は平行線。

　大谷が「怖い、怖い」と訴えるなど、ピリッとした空気になる中、加藤は「（山本の周囲の後輩と）1個も接点持ちませんよね、私」とまくしたてた。あまりの勢いに山本は「接点を持たないというか……まあ、そうですね。はいはい、分かりました」と折れる形に。加藤が「そうですねって、そうでしょう。昔からそうでしょうよ」というと、山本は「最近の話じゃないですよ。大昔の話でも、といった意味ですよ」と説明。

　加藤が「いやいや、そんなのないですよ。オレの圧でみんなオレについてるみたいな、それなんかおかしくねえか」と不服そうに続けると、山本は「また、そういう言い方すると、私も何か変な言い方になってしまうので、じゃあ、おハガキの方に」と強引に番組を進行しようとした。加藤が「何でそのメール行くの」と聞くと、山本は「きょうはたくさん読んだ方がいいかなと思って」と苦し紛れに言い放った。加藤が「まだ（開始）5、6分ですよ」とつっこむと、山本は「（そのぐらいで）大体、あの、こういうメールいってませんでしたっけ。今まで」ととぼけた。

　ここで河合が「話変えましょうか」と助け船を出すと、山本は「変えましょう。河合君、何かあるでしょう。大谷さんもあるじゃない」とけしかけた。加藤が「変えるんだったら自分が変えろよ。自分が変えようぜ」と指摘すると、山本は「あったじゃない、ほら、大谷さんも河合君も、池田（裕子）さんも何かあったんじゃない？　ねえ、ほら、ほら、ほら、えい、えい」と必死になった。河合は「先週、ちょっと話したヤツ、買ってきましたよ」と唐揚げの差し入れを報告した。山本は「ほら、やっぱり」と安どし、加藤は「マジで」と確認。あっさり出演者の試食タイムへ移行した。