『晩酌の流儀3』は「ドラマの世界が広がった」 料理&“汗をかくこと”がパワーアップ「より濃厚に」
俳優の栗山千明が主演を務めるテレ東連続ドラマ『晩酌の流儀3』(金曜深夜0時42分)が6月28日からスタートした。このほど取材会が行われ、栗山のほかレギュラーキャストの武田航平、辻凪子、おかやまはじめがシーズン3の見どころやこれまでとの変化について語った。
第3話が12日放送
俳優の栗山千明が主演を務めるテレ東連続ドラマ『晩酌の流儀3』(金曜深夜0時42分)が6月28日からスタートした。このほど取材会が行われ、栗山のほかレギュラーキャストの武田航平、辻凪子、おかやまはじめがシーズン3の見どころやこれまでとの変化について語った。
本作は、「1日の最後に飲むお酒をいかに美味しく飲むことが出来るか」を追求する“お酒”をテーマにしたグルメドラマ。一昨年にシーズン1がスタートし、同年末にはスペシャル、昨年にはシーズン2と続けて放送された。放送を重ねるたびに栗山演じる伊澤美幸の飲みっぷりが話題を呼び、人気を博している。
シーズン3では、これまで同様に美幸が勤務する「ホップハウジング」の個性豊かなメンバーとして、常識人で好青年な後輩・島村を演じる武田、美幸の“晩酌の流儀”を一番に理解している後輩・葵を演じる辻、“冗談”の塊である支店長・海野を演じるおかやまが続投する。
主演の栗山は「シーズン1も2も放送の時期がちょうど7月頃だったので、そろそろ話が来るのかな」と期待していたという。共演する武田は「また呼んでいただけてよかったという思いと、こういうすごくハッピーなドラマが続いていくことに対しての喜びをすごく感じています。心の中で『よっしゃ!』という気持ちと、呼んでもらえてよかった安どの気持ちと両方でした」と、おなじみのレギュラー陣の続投に胸をなでおろした。
母が本作の大ファンだという辻も「シーズン2になって、会う人会う人に“『晩酌の流儀』見てます”と言われる機会が多くなって、私も次も呼ばれるか心配だったので、あるときプロデューサーさんとお会いする機会があったので『私って次もいますか?』と確認していました(笑)。お母さんがドラマのムック本を買うぐらいファンなので、今シーズンの出演が決まってすぐに連絡したら、めっちゃ喜んでくれたので私もうれしかったです」と声を弾ませた。
また、おかやまも「周りから『見てます』とよく言われて、『これはいいな』と思って」と手応えがあり、「いざ撮影が始まったら『久しぶり!』ってすぐにこれまでと同じ感覚でやれました。また続けばいいなと思っています」と笑って、早くも“シーズン4”を期待した。
ホップハウジングのメンバーが「より濃厚に描かれています」
今作では、これまで以上に美幸のお酒への情熱が加速。美幸の晩酌の要である食材調達はスーパー「ツルマート」が中心だったが、商店街へと広がりを見せ、お笑い芸人の友近、土屋伸之(ナイツ)、大久保佳代子(オアシズ)が個性的な店主を演じる。
栗山は「商店街の人たちを豪華な方々が演じてくださるところが大きく変わったところだと思います。でも、たとえばホップハウジングのメンバーのように、いい意味で変わらない部分もあって、ちゃんと新しいことばかりではなく、これまでから引き継がれているところもあるので安心もしました」と今作への思いを語った。
これを聞いたおかやまが「美幸さんが立ち寄る場所とか、ドラマの世界が広がりましたよね」とうなずくと、栗山も「これまでと変わった場所にも行きますし、キャストの方も増えています。料理の内容もそうですが、毎回、美幸はおいしい晩酌に向けて、汗をかくために何かチャレンジするんです。その方法が『まだこれがあったか』と、今までやっていなかったスポーツや体を動かすこともありますね」と見どころを明かした。
続いて、武田が「美幸さんのお料理はすごくみんなが真似しやすいもので、すごく寄り添ったものになっていると思うんです。ただ、美幸さんがチャレンジする“汗をかくこと”に関してのハードルは上がっているので注目ですね」とレベルアップしたポイントを挙げた。
そのうえで栗山は「ホップハウジングのメンバーそれぞれの回も増えて、より濃厚に描かれています」とレギュラー陣も深堀りされていると明かし、「商店街の人たちやキャラクターも増えて、ドラマの規模感がパワーアップしていて、贅沢だなと思いながら撮影しています。シーズン1に比べたらどんどん上に進んでいると実感しています」とシーズンを重ねたことで“晩酌”だけでなくドラマとしての魅力も強化されているとアピールした。