小栗旬、『キングダム』敵役に本音「ここに来るのも憂鬱だった」 李牧の佇まいに共演者ら絶賛
俳優の小栗旬が12日、都内で行われた映画『キングダム 大将軍の帰還』の初日舞台あいさつに出席。本作の撮影を振り返った。
映画『キングダム 大将軍の帰還』初日舞台あいさつに出席
俳優の小栗旬が12日、都内で行われた映画『キングダム 大将軍の帰還』の初日舞台あいさつに出席。本作の撮影を振り返った。
趙軍の謎多き天才軍師・李牧(りぼく)役を演じた小栗。初日を迎えた心境を聞かれると、「僕も信や王騎のチームに入りたかったな」と本音をポロリ。「今回みなさんからしたら『こいつ最悪だな』と思われたし、きょうもここに来るのも憂鬱(ゆううつ)だった。そんな気持ちです……」と素直に明かして会場を笑わせた。
撮影現場では会えないキャストも多く「どのくらいの熱量で撮影できたのかわからないまま。お会いできたのは佐藤(信介)監督と佐久間(由衣)だけだった。どういう風にいたらいいのか、どうやったら正しいのか模索しながらやっていた」と語った。
小栗と初めて共演したという主演の山崎賢人は、「小栗さんの李牧が仲間だったらいいのになって思うくらい。李牧の圧倒的な強さ、存在感がある敵はものすごかったです」と圧倒された様子。李牧の支える剣士のカイネ役の佐久間も「李牧さまがそこにいるって感じ。強いのに強さを見せない。でも出てしまう強さを感じた」と小栗の手腕に驚いていた。
佐藤監督はシリーズの途中から参戦した小栗は「難しかったと思う」とした一方で、「撮影現場に入ってきたら『あ、李牧が来たな』というたたずまい。僕も声をかけづらかった。李牧としてすっと立たれていて、休み時間も李牧だった」と絶賛した。
映画『キングダム』は、原泰久氏による同名漫画が原作。紀元前の中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になる夢を抱く戦災孤児の少年・信と、中華統一を目指す若き王・エイ政の壮大なストーリーを描く。4作目となる本作では隣国・趙との総力戦を繰り広げる「馬陽の戦い」を描く。
舞台あいさつにはそのほか、吉沢亮、大沢たかお、清野菜名、岡山天音、三浦貴大、新木優子も参加した。
※山崎賢人の「崎」の正式表記はたつさき