俳優で窪塚洋介を父に持つ窪塚愛流と、お笑いトリオ・ハナコ、お笑いコンビ・かが屋、お笑い芸人・吉住による新感覚縦型ショートコントコンテンツ『本日も絶体絶命。』が、8日からTikTokやYouTubeなど公式SNSアカウントで配信スタートする。

　同コンテンツは、お笑い芸人たちが愛流と人気TikTokクリエイター・ウンパルンパとコラボしたもの。人気テレビ番組『有吉の壁』などを手掛ける橋本和明氏が総合演出を務め、SNS総フォロワー240万人超の伊吹（伊吹とよへ）も演出・監督を担うなど、“マスとデジタルのクリエイター”がタッグを組み、「絶体絶命」をテーマにしたショートコントを制作。8日から9月までの3か月間で、60～70本程度のショートコントを投稿する予定。

　配信に先立ち、都内のスタジオでは取調室を舞台にしたコントの撮影が行われた。被疑者役のウンパルンパが、かつ丼をおいしそうに食べる姿を見ているうちに、警察役のハナコ・秋山寛貴、俳優の田中美久も出前を注文してしまい、先輩刑事役のハナコ・菊田竜大があきれてしまうというネタ。

　秋山は「『本日も絶体絶命。』は座組が新鮮です。普段から一緒にやっている芸人同士の中に、TikTokクリエイターのウンパルンパさん、俳優の窪塚さん、田中さんなどが加わってくれます。そこの化学反応みたいなものにも注目してほしいです」と見どころを語った。菊田も「俳優さんやTikTokクリエイターさんとコントをやったことがほとんどなかったので新鮮でした。窪塚さんとは初共演だったのですが、シンプルにかっこよくて、カメラが回り始めると自然と緊張感が出ていてすごいなと思いました」と、「コント師×俳優×TikTokクリエイター」という異色のコラボから刺激を受けたという。

　また、かが屋の加賀翔は「いろんな形でコントをやりますが、縦動画でこれだけスピーディに進むコントは初めてで『新しい時代のコントだな』と思いました」とコメント。「いつもは横の動きを意識するのですが、今回は縦動画ということで演者とカメラの距離が極端に近いこともあります。横を広く使うコントでは絶対にない距離感が生まれて、そこも魅力だと思います。ふらっと流れてきた『本日も絶体絶命。』を見て『これ、おもしろい！』と思って頂ければうれしいです」と語っている。

　コント初挑戦となる愛流は、ハナコ・岡部大とかが屋の賀屋壮也とコラボし、取調室を舞台にしたショートコントに挑んだ。愛流は「コントは初めてでどうやったら面白くなるのだろうと考えてみたのですが、まだ“コントというもの”を自分は掴めていないと思いましたので、俳優として全力で芝居することを心掛けました」と振り返った。芸人たちとの共演については、「僕が持っていないものをたくさん持っていらっしゃって。俳優とはまた違ったアプローチだったのですが、そこも含めて勉強になることがたくさんありました」と語った。

　愛流と共演した岡部は、「窪塚さんは刑事をはじめたくさんの役を演じるのですが、それを全部こなしていてすごいなと思いました」と愛流の俳優としての資質を絶賛。さらに楽屋での姿に触れ、「背が高くてかっこいいのですが、話をするととても素直な好青年で、おじさんはきゅんきゅんしちゃいました（笑）」と明かした。