【K-1】電撃参戦の42歳・ブアカーオ、ダウン奪われ敗戦 18年ぶりトーナメント制覇ならず
第7試合では、ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア)がブアカーオ・バンチャメーク(タイ)を3-0の判定で下し、トーナメントの準決勝に駒を進めた。
K-1 WORLD MAX 2004・2006 -70キロ世界トーナメント優勝の実績
格闘技イベント「AZABU presents K-1 WORLD MAX 2024」(7日、東京・国立代々木競技場第二体育館/ABEMA PPV ONLINE LIVEで全試合生中継)第7試合、K-1 WORLD MAX 2024 -70キロ世界最強決定トーナメント/準々決勝(1)/3分×3R、延長1R
第7試合では、ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア)がブアカーオ・バンチャメーク(タイ)を3-0の判定で下し、トーナメントの準決勝に駒を進めた。
K-1 WORLD MAX 2004・2006 -70キロ世界トーナメント優勝のブアカーオが、K-1の舞台に電撃参戦。23年5月はRIZINで安保瑠輝也とドロー、24年3月には再びRIZINに出場し、木村“フィリップ”ミノルを2R・KOで下している。
283戦243勝の戦績を誇る42歳に対するは、GLORYライト級(-70キロ)2位の強豪・ストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア)。今大会の優勝候補とも目されていたが、カスペル・ムシンスキ(ポーランド)からダウンを奪われ、1回戦敗退。しかし、けがで欠場となったオウヤン・フェン(中国)の代役でトーナメントに参戦することになった。
1R、両者ともに静かな立ち上がりからローキックの蹴り合いに。ブアカーオはノーガードのスウェーでストーヤンのハイキックをかわし、カウンターの右ストレートを浴びせる。ミドルキックからのバックハンドブロー、ボディーへの膝蹴りなど、終始ブアカーオがストーヤンを攻め立てた。
2R、ブアカーオに疲れが見え始めるが、ストーヤンも攻撃を出せない。ラウンド中盤、ブアカーオの左ミドルキックにストーヤンがパンチのコンビネーションを打ち込みブアカーオの顎が上がる。スピードで劣るブアカーオはストーヤンの攻撃に反応できない場面も。ラウンド終盤、ストーヤンの右ハイキックが顎先をかすめ、ブアカーオがダウンを喫した。
3R、ブアカーオはパンチで前に出続けるが、ストーヤンを倒せるだけのパワーは残っていなかった。30-28、30-27、30-28の3-0でストーヤンが判定勝利。ブアカーオは18年ぶりのK-1 WORLD MAXトーナメント制覇とはならなかった。