「放送事故」とざわつかせた“陣内VS永野”の舞台裏 明石家さんま「あれカットしたけど」

お笑いタレントの明石家さんまが6日、レギュラーを務めるMBSラジオ『MBSヤングタウン土曜日』(午後10時)に出演。6月22日放送のフジテレビ系『さんまのお笑い向上委員会』で勃発した陣内智則による永野への“ブチ切れ”騒動について触れた。同日の『向上委員会』では、永野に「やってることはお利口な猿みたいなもの」などと暴言を吐かれた陣内が飛び掛かり、永野の髪をつかんで押し倒す“バトル”が放送され、ネット上では「顔がマジギレ」「テレビで見せちゃいけない目」「放送事故」といった声があがるなど波紋を呼んだ。

明石家さんま【写真:ENCOUNT編集部】
明石家さんま【写真:ENCOUNT編集部】

『MBSヤングタウン土曜日』で回想

 お笑いタレントの明石家さんまが6日、レギュラーを務めるMBSラジオ『MBSヤングタウン土曜日』(午後10時)に出演。6月22日放送のフジテレビ系『さんまのお笑い向上委員会』で勃発した陣内智則による永野への“ブチ切れ”騒動について触れた。同日の『向上委員会』では、永野に「やってることはお利口な猿みたいなもの」などと暴言を吐かれた陣内が飛び掛かり、永野の髪をつかんで押し倒す“バトル”が放送され、ネット上では「顔がマジギレ」「テレビで見せちゃいけない目」「放送事故」といった声があがるなど波紋を呼んだ。

 この日、リスナーが、約7年前にカミナリの石田たくみが『向上委員会』でさんまの頭をたたいて空気が一変したことを挙げた上で、今回について「陣内さんは“何か生まれる”と思い、行動に移した結果、永野さんがおびえてしまった。さんまさんのフォローで成立したようだが、スタジオの空気が凍り付いていた。コンプライアンスが厳しくなった世の中でアクションを伴う笑いは難しいのかなと考えた」と見解が寄せられた。

 さんまは「考えなくて、あれでいいんですけど。ホントは全部カットすりゃあ済む話なんですけど」と話した上で、「もういっぺん見たら分かると思うんですけど、陣内は最初、笑顔で行ってるんですよ。“何か生まれる、何か生まれる”思うてたら、あいつ永野はホンマにビビッてしまって。あれカットしたけど、裏ぐらいまで逃げとるんですよ、モニターの」と永野が本気で怖がっていたと証言した。

 さんまは「ほんで、陣内は“何か生まれる、何か生まれる”(って)生まれなかった自分にも腹が立ってた」と笑い、「こないだディレクターとしゃべったんですけど、“最初、笑顔で行っとるよな、陣内”ってなってんけど、笑顔で行ってるんですよ。変な腹立つコメントもそう言ってないんですよ、永野。だから“舞台の手を抜いてやってる”とかいうのが、カチンときたみたいやけど。舞台はあいつ(陣内)ちゃんとやっとるからな。ほんで今度、中国に吉本の切り込み隊長として行くぐらい、きちんとやってるのを永野知ってるから。どうも“舞台を手を抜いてる”言うのが……」と陣内の“沸点”について見解を披露。

 村上ショージは「あいつら何も生まれなかったのがつらかったんでしょうね」と見方を示すと、さんまは「たぶんな。芸人としてここまでいって、生まれないから。顔の目の前で“あーあー”って叫んでしもうて、永野は震え上がって」と笑った。

 また、さんまは、永野がTBS系『週刊さんまとマツコ』にゲスト出演した翌日の騒動だったと明かした。「ウケてウケて、マツコ(デラックス)も大絶賛して、笑って笑って、『明日も向上委員会よろしくお願いします』って意気揚々と来よってん。それがああいう展開になったんや。いける思うて」と永野にとって“天国と地獄”の2日間だったとした。

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