俳優の栗山千明が主演を務めるテレビ東京系連続ドラマ『晩酌の流儀３』（金曜深夜0時42分）が6月28日からスタートした。このほど取材会が行われ、栗山のほか共演者の武田航平、辻凪子、おかやまはじめが出席し、シーズン3となる本作の魅力について語った。

　本作は、「1日の最後に飲むお酒をいかに美味しく飲むことができるか」を追求する“お酒”をテーマにしたグルメドラマ。一昨年にシーズン1がスタートし、同年末にはスペシャル、昨年にはシーズン2と続けて放送された。放送を重ねるたびに栗山演じる伊澤美幸の飲みっぷりが話題を呼んでいる。

　栗山はシーズン3を「期待していました」と語り、「ドラマだと“2”まではあってもなかなか“3の壁”があって難しいように感じていたので、本当に喜ばしいことだなと思っています」と感慨に浸った。

　今作では、これまで同様に美幸が勤務する「ホップハウジング」の個性豊かなメンバーとして、常識人で好青年な後輩・島村を演じる武田、美幸の“晩酌の流儀”を一番に理解している後輩・葵を演じる辻、“冗談”の塊である支店長・海野を演じるおかやまが続投する。

　取材中も4人での会話が弾むなどコンビネーションのよさをうかがわせた。シーズン1からスタッフの入れ替わりこそあれ、「キャストさんもスタッフさんも含めて、本当に和気あいあいとした現場です。それぞれが楽しみながら頑張ってやってくださっていて、いいチームだなって本当に思います」と栗山は撮影現場の様子を振り返った。

　これまで美幸の晩酌の要である食材調達はスーパー「ツルマート」が中心だったが、今シーズンでは商店街へと広がりを見せるなど変化も加わる。そんなパワーアップした今作の見どころはやはり晩酌だ。

　お酒を美味しく飲むために汗を流し、美味しい料理を手作りすることが毎話の見どころ。栗山は、美幸の手料理について「フードチームの方々が見てくださる人も真似しやすい、そしておいしそうに見える料理をすごく研究されています」と解説し、「明日スーパーで買おうとか、たまたま家の冷蔵庫に入っているような食材で作れる料理がより増えて、そのお手軽さや試しやすいって意味でも、パワーアップしていると思います」とシーズン3での進化を語った。

　続けて、「刺激になっているのはやっぱり料理ですね。こんなに簡単に（美味しいものが）できるんだ」と本作への出演を機に新たな発見があったとして、「美幸を通して美味しいものをたくさん知って、お家での自分自身のプライベートの食事も見直すきっかけになったと言いますか、ひと手間でこんなに美味しく食べられるんだなって実感して、今はそれが日常になっています」と自身の晩酌にも変化があったと明かした。