米少女が毛布500枚、マスク1100枚を1人で手作りし無償配布「思いやりで世界は変えられる」
米テネシー州に住む小学5年の少女がいま、米メディアから大きな注目を集めている。
トランプ大統領からボランティア・サービス賞を授与された
米テネシー州に住む小学5年の少女がいま、米メディアから大きな注目を集めている。
ルーシー・ブレイロックさんは3年前、友人の誕生日にミシンでキルト毛布を縫ってプレゼントすると大変喜ばれた。そこで母親に頼み、世界で毛布を必要としている子どもたちにプレゼントすることを提案。SNSで手作り毛布の希望者を募ると、多くの返事があった。
ほとんどが小児がんや自閉症、いじめにあっている子どもたちの親からのものだった。ルーシーさんはどの人に送るか選択できずに涙をこぼした。だがすぐに、毛布を必要としている全員にキルト毛布を縫って贈ることを決意。以来、米国を含めた14か国の子どもたちに約500枚もプレゼントしてきている。
さらに今年3月からは、新型コロナウイルスの拡大にともなって医療関係者や子どもたちにマスクを縫っている。7月までに1100枚に達し、米紙「ワシントン・ポスト」を含む多くのメディアに取り上げられた。ルーシーさんはこう述べている。
「ちょっとした思いやりで世界は変えていけると思うのです。子どもたちには、ボランティアをしたいと思ったら待たずに行動すること、と言っています」
ルーシーさんは今年、トランプ大統領からボランティア・サービス賞を授与された。
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【写真】1100枚目となる手作りマスク完成を喜ぶルーシー・ブレイロックさん