NHK Eテレで門田博光さんを特集 王貞治氏、山田久志氏らが名勝負を振り返る

NHK Eテレにて、15日午後11時からETV特集『ある野球人の死 ~門田博光とその時代~』が放送される。

『ある野球人の死 ~門田博光とその時代~』が放送される【写真:(C)NHK】
『ある野球人の死 ~門田博光とその時代~』が放送される【写真:(C)NHK】

15日放送『ある野球人の死 ~門田博光とその時代~』

 NHK Eテレにて、15日午後11時からETV特集『ある野球人の死 ~門田博光とその時代~』が放送される。

 去年1月、兵庫県の人里離れた別荘地で小柄な老人が亡くなっているのが見つかった。老人の名は、門田博光さん。プロ野球歴代3位のホームランを打った昭和を代表するバッターだった。

 戦後間もなく生まれ、貧しい生活を送る中、「裸一貫で稼ぐためにプロ野球に行く」と心に決め、大阪万博の年に南海ホークス(現:福岡ソフトバンクホークス)に入団。チームは低迷する中、一人豪快なホームランを放ち続けた。アキレス腱断裂という選手生命の危機からカムバックし、40歳でホームラン王に。「明日はきっと良くなる」。高度経済成長期の日本で、人々は自分の人生を重ねて門田さんを応援した。

 そんな輝けるバッターが、なぜ、ひとり亡くなったのか。表舞台から姿を消した門田さんのもとに16年にわたりスポーツライターが通い、インタビューを記録していた。ホームランに頑固にこだわり、努力すれば必ず道が開ける。しかし、その信条は、時代とともに受け入れられなくなり、家族とも断絶していく。王貞治氏、野村克也さんらとの秘話もひも解きながら、門田さんと彼が生きた日本を複層的に浮かび上がらせる。

 番組には、山田久志氏、田淵幸一氏、福本豊氏、藤本博史氏、藤原満氏ら門田さんと交流のあった元選手も出演。さらに、ジャーナリストの大谷昭宏氏やお笑い芸人の間寛平らも出演する。

次のページへ (2/2) 【写真】王貞治氏や間寛平も登場した実際の特集シーン
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