朝倉海、UFC参戦を生発表「RIZINのベルトを返上して」「必ず王者に」 会場からは大歓声
RIZINバンタム級王者の朝倉海(30=JAPAN TOP TEAM)が格闘技イベント「RIZIN.47」(9日、東京・代々木第一体育館/ABEMA PPV ONLINE LIVEで全試合生中継)のリングに登場。集まったファンを前にMMA世界最高峰の舞台「UFC」へ参戦することを発表した。
昨年大みそかにRIZINバンタム級王者に返り咲き
RIZINバンタム級王者の朝倉海(30=JAPAN TOP TEAM)が格闘技イベント「RIZIN.47」(9日、東京・代々木第一体育館/ABEMA PPV ONLINE LIVEで全試合生中継)のリングに登場。集まったファンを前にMMA世界最高峰の舞台「UFC」へ参戦することを発表した。
第5試合明けにリングに登場した金髪姿の海は「今日は皆さんに重要なお知らせがあって……僕はRIZINのベルトを返上してUFCに行きます」と生発表。会場からは大歓声が上がっていた。さらに「僕はUFCで必ずチャンピオンになってきます。世界中のファンを連れてここに戻ってくるのでみなさん、応援お願いします」と頭を下げた。詳細についてはUFC側からアナウンスされるという。
昨年大みそかにベルトを取り戻した海は「うれしい報告なんですけど、いますごく寂しい感じ」と心境を吐露。「元々何でもなかった僕がこうして選手として格闘家として男として認めてもらったのはこのRIZINのおかげだと思っています」と続けた。
さらに「去年の大みそかにベルトを巻いて1度も防衛戦をせずにUFCに行くというわがままを受け入れてくれた榊原さんありがとうございます」と感謝を伝えた。
海は2012年DEEPの舞台でプロデビュー。その後は「THE OUTSIDER」に参戦し16年には初代THE OUTSIDER 55-60キロ級の王者となった。17年にRIZINデビューを果たすと20年8月には扇久保博正を破り第3代RIZINバンタム級王者となった。同12月、タイトル戦で堀口恭司を迎えるも1R・TKO負けを喫し、ベルト防衛に失敗した。
王座陥落後の21年はRIZINバンタム級JAPANグランプリで3連勝。しかし、その年の大みそかに行われた決勝では扇久保に惜しくも敗れ、優勝とはならなかった。その後は右拳や膝のケガで長期離脱を余儀なくされる。23年5月に復帰戦で元谷友貴と対戦し3R・KOすると、同12月31日にフアン・アーチュレッタとタイトル戦を行い、勝利。再びバンタム級王座に返り咲いた。
王座返り咲き後の会見で海は海外進出に言及。「UFCに挑戦したい」「フライ級も行ける」と明言した。今年1月にはインスタグラムを更新し「2回目のRIZIN Champion 次はUFCのベルトが欲しい」と思いをつづっていた。