椎名桔平『未来少年コナン』加藤清史郎らを称賛「無邪気さ、たくましさ、美しさを体現」
俳優の影山優佳、椎名桔平が27日、都内の東京芸術劇場プレイハウスで行われた、舞台『未来少年コナン』出演者あいさつ&フォトセッション&ゲネプロに出席。本作の主演を務める加藤清史郎、成河、門脇麦らと上演へ向けて意気込みを語った。
宮崎駿氏の初監督アニメ『未来少年コナン』が舞台化
俳優の影山優佳、椎名桔平が27日、都内の東京芸術劇場プレイハウスで行われた、舞台『未来少年コナン』出演者あいさつ&フォトセッション&ゲネプロに出席。本作の主演を務める加藤清史郎、成河、門脇麦らと上演へ向けて意気込みを語った。
昨年、日向坂46を卒業し、俳優業にも積極的に取り組んでいる影山にとって、アイドル卒業後初の舞台出演。「長年愛されている『未来少年コナン』という作品に出会えたこと、すてきなカンパニーの皆さまにお会いできて同じ舞台に立たせていただくことを光栄に思っています」と喜びを語ると、演じるラナについて「強くてはかなくて芯がある女の子。このキャラクターに何度助けられたことか。助けられてきた役に乗っかって、今度は客席のみなさまが『明日も頑張ってみようかな』と生きる希望を持って帰ってもらえるように、そんなラナでありたいと思っています」と思いを伝えた。
野生児・ジムシーを演じる成河は、インバル・ピントが演出・振付・美術を務めた今作について、「シンプルで奥行きのある、かわいらしくて、どこか大人のエッセンスを持っている世界はインバルにぴったり。インバルの描く絵というのが息を飲むほど美しいので、楽しんでいただけたら」とアピール。インダストリアの有能な行政局次長・モンスリーを演じる門脇も、過去に出演したインバル作品を振り返りながら、「インバルらしい超絶キュートなシーンがある。自分が出るシーンも正面から見たいと思うほど、本当に美しい舞台になっています。多くの方に楽しんでいただきたいです」と見どころを語った。
おじい、ラオ博士の2役を担当する椎名は、コナン役の加藤清史郎、ラナ役の影山、ジムシー役の成河を見ながら、「この子どもたちがノビノビと、みんなそうだといいのになと思わせるくらい非常にすてき。人間の持つ自然な無邪気さ、たくましさ、美しさを体現してくれている」と称賛。宮崎駿氏のさまざまな思いが詰まった今作について、「今の時代を予見していたかのような、世界で起こっている紛争、日本でも自然災害だとか、そういうものが物語に込められている。今、僕らがそういったメッセージ性を受け取って、この作品に込められるのではないかと思ってやってきました」と熱弁をふるい、「インバルさんはすごい演出家の方で、魅惑的にむずかしいテーマを融合させて、舞台化する運びとなりました。ぜひ、そういうところにも注目していただきたいと思います」とメッセージを送った。
◯舞台『未来少年コナン』
演出・振付・美術:インバル・ピント
演出:ダビッド・マンブッフ
脚本:伊藤靖朗
出演:加藤清史郎(コナン役)、影山優佳(ラナ役)、成河(ジムシー役)、門脇麦(モンスリー役)、宮尾俊太郎(ダイス役)、岡野一平(ルーケ役ほか)、今井朋彦(レプカ役)、椎名桔平(おじい・ラオ博士役)
<東京公演>
公演期間:2024年5月28日~6月16日
会場:東京芸術劇場 プレイハウス
<大阪公演>
公演期間:2024年6月28日~30日
会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ