黒木瞳&Aぇ! group・佐野晶哉、母の日の“親子ショット”解禁 映画『明日を綴る写真館』で親子役
6月7日公開の映画『明日を綴る写真館』の場面写真が12日に解禁となった。5月12日の「母の日」にちなみ、俳優の黒木瞳とAぇ! group・佐野晶哉の“親子ショット”が公開された。
80歳を迎える平泉成が初主演 親子シーンに「泣かせてもらいました」
6月7日公開の映画『明日を綴る写真館』の場面写真が12日に解禁となった。5月12日の「母の日」にちなみ、俳優の黒木瞳とAぇ! group・佐野晶哉の“親子ショット”が公開された。
同作は、あるた梨沙原作の同名漫画の映画化。公開直前に80歳を迎える俳優の平泉成が初主演を飾る。平泉は、さびれた写真館を営む無口なカメラマン・鮫島役。鮫島の写真に心を奪われた気鋭カメラマン・太一(佐野)は、華々しいキャリアを捨て、弟子入りを志願する。家族とのコミュニケーションすら避けてきた太一は、訪れる客と丁寧に対話を重ね、カメラマンと被写体という関係を超えてまで深く関わる鮫島の姿に驚きを隠せない。人々の抱える悩みや問題のために必死に奔走する鮫島に振り回されながらも、自分に足りないものに気付き始める太一。同時に、鮫島とその家族にも目を背けてきた“想い残し”があることを知る。黒木と佐野の他、佐藤浩市、吉瀬美智子、高橋克典、田中健、美保純、赤井英和、市毛良枝が出演する。
この度公開された場面写真は、佐野が演じる太一と、黒木が演じる太一の母・冴絵との共演シーン。フォトコンテストで3年連続グランプリを受賞し、各所からのオファーも止まない気鋭のカメラマン・太一は、業界屈指のウエディングプランナーで多忙な冴絵に対し、複雑な感情を抱いている。仕事ばかりでなかなか自分を見てくれない母親に対し、「寂しい」と素直に言えずに育ち、自分の殻に閉じこもり、家族とのコミュニケーションを避けてきたのだ。
しかし鮫島に弟子入りし、ともに働き、鮫島の写真家としての思いや鮫島写真館を訪れる人々の“想い残し”に触れるうちに、自分自身にも長い間抱えている“想い残し”があることに気づく。そんな中、疎遠だった母から仕事の依頼が入り、避けていた母親との関係が次第に変化していく。
太一は冴絵からのオファーで、冴絵が働く結婚式場でカメラマンとして働き始める。母親である冴絵は、一流のカメラマンとして周りから注目を集める太一の仕事ぶりを頼もしく思う一方、そんな息子の姿に、離婚した太一の父親である彰(高橋克典)の面影も重ねていた。「見せたいものがある」と、冴絵が覚悟を決めて手渡した1枚の写真を見た太一は、思わず目に涙をうかべる。
共演した佐野について黒木は、「とても魅力的で可能性を秘めた方」と語る。「一緒にお芝居をして刺激を受けました」といい、本作で初共演となった佐野の俳優としてのポテンシャルの高さと今後の活躍に期待を寄せる。
主演の平泉は、佐野と黒木の共演シーンについて「太一が(黒木演じる)母親の写真を撮るとこなんか、僕はジーンときて、泣かせてもらいました。とても良いシーンになったよね」と語った。太一が母親を撮影する際、「ズキッと刺さる一言をお母さんに言うんだけど、そのセリフを非常に上手に佐野君が言っているのが良かった。若者と年配者の両方が良い形になっていく、素晴らしいシーンだったなあと思って見ていましたね」と、現場を振り返っている。