迫力満点の合体、最高時速365km…“昭和ウルトラマン”に登場する戦闘機や特殊車両5選
昭和ウルトラマンの魅力の1つに、登場する防衛組織の乗り物がある。子どものころに放送を見て乗り物を操る防衛組織の隊員に憧れた人も少なくないだろう。本記事では、そんな防衛組織の乗り物を5つ紹介する。
誰もが乗りたいと憧れた昭和ウルトラマンの名機たち
昭和ウルトラマンの魅力の1つに、登場する防衛組織の乗り物がある。子どものころに放送を見て乗り物を操る防衛組織の隊員に憧れた人も少なくないだろう。本記事では、そんな防衛組織の乗り物を5つ紹介する。
最初に紹介するのは、1966年から放送が始まった『ウルトラマン』に登場する科学特捜隊 小型ビートルだ。小型ビートルは第1話「ウルトラ作戦第一号」で主人公・ハヤタ隊員が赤い球体と衝突し、墜落してしまったときに乗っていた機体。この墜落でハヤタは命を失うが、赤い球体の中にいたウルトラマンと命を共有して復活する。そんなウルトラマン誕生のシーンに登場する小型ビートルは初めて『ウルトラマン』を目にした視聴者たちの記憶に強く残っているだろう。
同じく『ウルトラマン』に登場するジェットビートルにも注目したい。ジェットビートルは科学特捜隊の主力戦闘機で、攻撃能力が高いうえに兵員輸送も可能、さらに移動作戦室としても機能する万能機だ。ジェットビートルの特徴は主翼両端に各1基ずつ装備された対怪獣攻撃用ミサイル、前翼端に搭載されたレーザー砲があげられる。敵の円盤などと繰り広げられるドッグファイトには何度も興奮させられた。
『ウルトラマン』に続いて67年から放送された『ウルトラセブン』には迫力ある合体シーンが特徴の乗り物が登場する。例えばウルトラホーク1号は地球防衛軍がウルトラ警備隊のために開発した機体で、数々の怪獣との戦いでも活躍している。この機体の1番の特徴はα・β・γ号の3体に分離できることで、分離した3体が空中で合体してウルトラホーク1号になるシーンには驚かされた記憶がある。また2022年にはデアゴスティーニより『週刊ウルトラホーク1号』が発売され、多くの人から愛されていたことが分かる。
さらに『ウルトラセブン』に登場する特殊車両のポインター号を見ていこう。ヘッドライト下には2門のレーザー機関砲が配置され、格納式レーダー探知機、透視光線装置、煙幕噴射装置などさまざまな装備が搭載されている。最高時速365キロと車両としてはけた外れのスペックを持っているのも大きな特徴だ。近未来的なシルバーボディーのかっこよさにしびれた子どもたちは多かっただろう。
最後に注目する乗り物は、1971年から放送された『帰ってきたウルトラマン』に登場するマットアロー1号だ。マットアロー1号は地球防衛組織MATの主力攻撃機で、高い攻撃力と垂直離着陸機能が特徴。主翼に搭載されたバルカン砲とミサイルで怪獣などの敵と戦っていた。編隊を組んで怪獣を翻弄する姿を見て「自分も操縦してみたい」と思ったことがある。
今回紹介した乗り物を憧れの眼差しで見ていた人たちも、今なら模型として手に入れることも可能。当時を思い出し、好きな乗り物を自身の手で作り上げてみてはいかがだろうか。