“天才子役”永尾柚乃は7歳で脚本執筆 すでに6本完成「どんどんアイデアが浮かんできます」

“天才子役”永尾柚乃(ながお・ゆの)が、TBS赤坂ACTシアターでロングラン上演中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の「春の応援大使」を務めている。7歳にして大役を任された少女に『ハリー・ポッター』の魅力や「これからやってみたいこと」などを聞いた。返ってきたのは、想像を超える面白ワードの数々だった。

舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』春の応援大使に就任した永尾柚乃【写真:ENCOUNT編集部】
舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』春の応援大使に就任した永尾柚乃【写真:ENCOUNT編集部】

舞台『ハリポタ』春の応援大使に就任

“天才子役”永尾柚乃(ながお・ゆの)が、TBS赤坂ACTシアターでロングラン上演中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の「春の応援大使」を務めている。7歳にして大役を任された少女に『ハリー・ポッター』の魅力や「これからやってみたいこと」などを聞いた。返ってきたのは、想像を超える面白ワードの数々だった。(取材・文=大宮高史)

――春の応援大使に決まった時、どんな気持ちでしたか。

「『ハリー・ポッター』が大好きだったので、すごくうれしかったです。もう、ハートが50メートルくらい飛び上がったような気分でした」

――好きなキャラクターは。

「ハリー、ロン、ハーマイオニー、スネイプ先生……みんな大好きですが、特にグリフィンドールにかかわるキャラクターが好きです。もし、入寮できたらグリフィンドールです」

――シリーズの中で「好きな場面」は。

「ハリーが汽車に乗って、ロンやハーマイオニーと初めて会うところです。これからハリーの冒険が始まるんだって、ワクワクします。小説より先に映画で『ハリー・ポッター』に出会ったんですが、『どんな魔法が出てくるんだろう』ってずっと目をキラキラさせていました」

――舞台『ハリポタ』は、原作完結から19年後の「大人になったハリーたち」の物語ですね。

「あんなに小さかったハリーたちが大きくなって、お父さんになっているのにも感動しました。かっこよくて優しいハリーが見られました。私のパパも優しくて、ハリー・ポッターの遊びをするのに付き合ってくれます」

――どんな遊びですか。

「私がハリーやハーマイオニーになって、パパがロンやスネイプ先生をやります。一度始めたら絶対に2つ以上の役をやることにしているので、2人でいろんな役をやります。でも、ハーマイオニーだけは私がやると決めているので譲りません! 女の子と男の子の声を使い分けるのも楽しいです」

――さて、舞台『ハリポタ』の面白かったところは。

「たくさん魔法が飛び出すところが面白かったです。映画版で見た魔法と同じシーンがどんどん出てきました。特に『ウィンガーディアム・レヴィオーサ』( 物体を浮遊させる魔法)の展開がお気に入りです」

――魔法が使えるなら、やってみたいことはありますか。

「使うと守護霊を呼び出せる『エクスペクト・パトローナム』を使ってみたいです。もし、私に守護霊がいたらサルだと思います」

――どうしてですか。

「ハリーは牡鹿(おじか)、ハーマイオニーはカワウソと皆いろんな動物を守護霊にしているのに、サルがいないので(笑)。友達と『ハリー・ポッター』で遊ぶ時もあって、その時にハリーたちと別に守護霊をする役を作ります。守護霊をやる時は、ハリー、ロン、ジニー……と全員の守護霊を一人で演じ分けるのが面白いです」

テレビ大好き!「主役をずっとやっていたいです」

――今月から新学期になりましたが、学校ではどんな風に過ごしていますか。

「最近、休み時間に一輪車が流行っています。でも、難しくて早く乗れるようになりたいです。魔法を使っちゃえばすぐできるかもしれないけど(笑)、自分で乗れるように練習しています。クラス替えもありましたが、特に仲のいい3人の友だちとまた同じクラスになれて、毎日が楽しいです」

――7歳の今、自分で脚本を書いていると聞きました。すごいですね。

「そうなんです。『不思議シリーズ』って名付けています。『不思議な冒険』『不思議なカーテン』『不思議なトンネル』……とタイトルをつけて、悲しいものも面白いものもどんどんアイデアが浮かんできます。もう6本もできちゃいました」

――『ハリー・ポッター』でも新しく物語を作ってみたいですか。

「『た・の・か・な』な物語を書いてみたいです。楽しくて、面白くて、感動できるという意味です。『ハリー・ポッター』って、いつも『た・の・か・な』がそろっているので、いつか脚本家としても何かできたらいいですね」

――これから演じてみたい役のイメージはありますか。

「今はまだ子どもの役ばかりですが、主役をずっとやっていたいです。私はテレビが大好きで、テレビをつけるとやっぱり主役の人が、一番出番が多くてかっこよくて。だから、主役になれたら、ずっとテレビに出ていられると思います。『ハリー・ポッター』も、遊びでいろんな役をやってみましたが、お仕事で一番やってみたいのはハリーです!」

□永尾柚乃(ながお・ゆの) 2016年10月15日、東京都生まれ。1歳でWOWOWドラマ『コールドケース2』(18年)でデビュー。バラエティー番組、ドラマ、映画の出演を重ね、23年に日本テレビ系ドラマ『ブラッシュアップライフ』で、33歳の主人公がタイムリープした保育園児を演じた。同年にはNHK大河ドラマ『どうする家康』にも出演。今年は映画『ゴールデンカムイ』、NHK連続ドラマ『正直不動産2』などに出演している。

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