柏木由紀、歴代最長17年23日でAKB48を卒業 深夜に投稿「肩書きをおろした新しいわたしの始まり!」
AKB48の柏木由紀(32)が4月30日、東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を行い、グループを卒業した。在籍期間は歴代最長の17年23日。公演後には、ファンにインスタグラムで感謝のメッセージをつづった。
秋元康氏もエール「柏木由紀は連続ドラマ」「これからも見続けて」
AKB48の柏木由紀(32)が4月30日、東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を行い、グループを卒業した。在籍期間は歴代最長の17年23日。公演後には、ファンにインスタグラムで感謝のメッセージをつづった。
柏木のAKB48ラストステージ。プラチナチケットを手にした250人の声援に包まれ、柏木が歌い、踊った。初の単独センター曲となった卒業シングル『カラコンウインク』で幕開けし、『言い訳Maybe』『シアターの女神』でオープニングを飾った。
そして、「今日は17年間のAKB48最後の日なので、みなさんの目に焼きついてずっと忘れないようなパフォーマンスをお届けしたいです」とあいさつ。「柏木由紀をひと言で表すと」をテーマにトークが繰り広げられると、「言っちゃうよ。私がレジェンドです」と宣言した。
「さすがにAKB48、17年、32歳までというこの記録は、そうそうとんでもない子が出てこない限りは抜かれないかなと思います。暫定AKB48の“レジェンド”として名前を残せたかなと思います」
その後、メンバーたちと笑顔でパフォーマンスを繰り広げ、卒業スピーチでは目を潤ませながら思いの丈を語った。
「『今の大好きなみんな見送ってほしいな』というのが最後に私が見つけた夢だったから、それが今日叶いました。最後にみんなに『AKB48にいてくれてありがとう』って言ってもらえて、私の17年のアイドル人生が本当にすてきな形で幕を閉じれたなとファンのみなさんとメンバーに感謝しています。今のAKB48で卒業できて本当に幸せだったなと思います。これからもファンの方がいてくれる限り歌って踊ってステージに立ち続けて、何年かたった後に『やっぱり、柏木由紀ってアイドルだったね』って言ってもらえるような活動をしていきたいなと思いますので、これからもアイドル活動を見守ってほしいですし、これからのAKB48を温かく見守っていただけたらなと思います。17年間、本当に本当に温かい声援をありがとうございました。本当に楽しかったです」
アンコールではAKB48総合プロデューサー・秋元康氏からの手紙がサプライズで朗読された。秋元氏は「柏木、結婚、おめでとう。あっ、間違った。卒業、おめでとう。いろいろ、お祝いメッセージを頼まれるので、混乱してしまった」とボケを入れつつ、愛情を込めた内容だった。
「君はすごい。決して恵まれたポジションじゃなくても、愚痴を言うこともなく、腐ることもなく、いつも笑顔で頑張ってた。みんな、なんでだと思う。『それがアイドルだから』。柏木はね、ポジションや歌割りやミュージックビデオのカット割に文句を言う前に、まず、『この場にいさせてくれてありがとうございます』って、ファンや神様に感謝していたんだよ。後輩たちは、ずっと、そんな柏木の背中を見て来た。ファンもね。だから、柏木のファンって、ずっと応援してくれる。柏木由紀は連続ドラマなんだ。単発のスペシャルドラマと違って、2007年からずっと、見続けないと分からない。ファンのみなさん、後輩たち、これからも見続けてください。柏木由紀の物語。柏木、いつまでも、お幸せに! じゃなくて、いつまでも応援しています。秋元康」
これを受け、柏木は「あらめて17年間を肯定してもらえてうれしかったです」と顔をほころばせ、最後はチームBの代表曲である『初日』を披露。エンディングでファンからサプライズでメッセージボードが掲げられると、柏木は感極まった様子で「最後の最後まで愛を伝えてくれてありがとうございます」と感謝し、卒業公演は幕を閉じた。
公演後には、2017年12月26日の「渡辺麻友 卒業公演」以来となったバルコニーあいさつを実施。駆けつけた大勢のファンに向けて「最後ここからみなさんにごあいさつできて、もう、本当の本当に思い残すことはないです。17年間毎日、みなさんのおかげで楽しいアイドル人生を送れました。本当にありがとうございました~」と叫び、別れを告げた。
そして、柏木は深夜にXを更新し、「明日からはAKB48の肩書きをおろした新しいわたしの始まり! アイドルになってAKB48を選んだ人生は最高に幸せでした!!!」とつづった。