林下詩美、マリーゴールド入団の覚悟「今後の道を作っていく」 これまでのイメージは「変わるかな」
2024年の上半期の大きな話題となった、新団体・マリーゴールドの誕生。特にスターダム一筋だった林下詩美の入団は衝撃的だった。記者会見直後にプロレスリングNOAHの「MONDAY MAGIC」に乱入し、5.4両国国技館大会への参戦を表明。マリーゴールドの一員として、林下はどのようなプロレスを見せようとしているのか。
5.4両国は「マリーゴールドを知ってもらえるいい機会」
2024年の上半期の大きな話題となった、新団体・マリーゴールドの誕生。特にスターダム一筋だった林下詩美の入団は衝撃的だった。記者会見直後にプロレスリングNOAHの「MONDAY MAGIC」に乱入し、5.4両国国技館大会への参戦を表明。マリーゴールドの一員として、林下はどのようなプロレスを見せようとしているのか。(取材・文=橋場了吾)
大注目となった4.16マリーゴールドの旗揚げ記者会見。この会見の最後、突如アクトレスガールズを離脱した6選手とプロデューサーの風香が会見に現れた。林下はアクトレスのことをどう思っていたのだろうか。
「私たちも(元アクトレスの選手が来ることは)ギリギリに聞きました。実は以前、アクトレスを見に行ったことがあって、そのときに気になったのがちあき選手と皇希選手でしたね、ちあき選手はとにかくすごく動きがいいなと。皇希選手は背の高さとビジュアルですね。(一緒に練習をして)すごく基本ができている人もいますし、もうちょっとこうすれば良くなるという人もいます。差はあるのかもしれないですけど、マリーゴールドで『プロレスを頑張るぞ』という気持ちがすごく伝わってくるので、教え甲斐がありますね。風当たりは強いかもしれないですけど、その気持ちを感じているので心配はなくなりました」
旗揚げ記者会見の直後、林下はジュリア、桜井麻衣、MIRAIとともにプロレスリングNOAHの「MONDAY MAGIC」新宿FACE大会に現れた。リングで彩羽匠、野崎渚、高瀬みゆき、そして“ムタの娘”愚零闘咲夜相手にひと暴れした後、5.4「WRESTLE MAGIC」両国国技館大会への参戦が正式に決定した。
「基本、男子選手がほとんどの団体に乗り込んでいって、『マリーゴールドだ!』『詩美じゃん!』みたいな声があったのは、それだけ注目されているんだと思いました。最初は『卵でもぶつけられたらどうしよう』と思っていたぐらいなんですが(笑)、結構盛り上がってくれていい空気感だなと思いました。匠さんとはスターダムでシングルを2回(林下の1勝1分け)やって1回勝ちましたけど、ギリギリな試合でしたし、またやりあえるのはうれしいですね。野崎さんも初対決なので楽しみです。マリーゴールド所属としての第1戦が両国になりますが、最高の舞台だと思いますね。マリーゴールドの選手たちを知らない方に見てもらえる、すごくいい機会だと思います」
新しい舞台で、新しい林下詩美を見てもらいたい
マリーゴールドに負けじと、林下が退団した後のスターダムも勝負を仕掛けてくる。今の林下は、スターダムについてはどのような気持ちを持っているのだろうか。
「あまり気にならなくなってきましたけど、陰ながら見てはいます、やっぱり。レスラーとして生まれた地ですし、一緒に頑張ってきた仲間もいるので。Queen’s Questでいうと天咲光由は最初の頃よりすごく成長しましたよ。『超新星』と呼ばれて大注目されてきましたけど、結果が出ない時期もありましたけど、実力が追い付いてきたかなと思います」
そして5.20後楽園ホール。マリーゴールドの旗揚げ戦となるこの大会のチケットが飛ぶように売れたことが、マリーゴールドが大きな注目を集めている証明だろう。メインのカードは「ジュリア&X vs Sareee&X」と発表されたが、林下のカードは未発表だ。(4.26現在)
「まだカードは出ていませんけど、スターダムでもない、Queen’s Questでもない林下詩美が登場するということです。新しい舞台で、新しい林下詩美を皆さんに見てもらえることが楽しみです。私は、今後のマリーゴールドを引っ張っていく、道を作っていく存在だと思っているので、マリーゴールドのスタートを全力でやります。ライバルらしいライバルも見つけたいですしね。あとは、技や戦い方は変わらないんですが、これまでのクールでシュンとしたイメージ? は変わるのかなと。かっこいいことには変わりはないんですが(笑)、4.12のように楽しみながらプロレスをする林下詩美になると思います。何かに縛られることなく、“素の林下詩美”をさらに楽しんでやっていくんでしょうね、きっと」