筧美和子→買い物依存症、鈴木ゆうか→SNS依存症 『満タサレズ、止メラレズ』でW主演
俳優の筧美和子とる鈴木ゆうかが、6月23日放送のABCテレビ系『満タサレズ、止メラレズ』(午後11時55分)でダブル主演を務めることが、30日に発表された。
『コミックシーモア』の連載オリジナル作品をドラマ化
俳優の筧美和子とる鈴木ゆうかが、6月23日放送のABCテレビ系『満タサレズ、止メラレズ』(午後11時55分)でダブル主演を務めることが、30日に発表された。
TikTokを中心に縦型ショートドラマを作り続け、260万人のフォロワー数を誇るクリエイター集団『ごっこ倶楽部』が、ABCテレビとタッグを組み、初の地上波ドラマを制作・放送。原作は国内最大級の電子書籍サイト『コミックシーモア』で連載された駒井千紘氏の同名オリジナル作品。あることがきっかけで買い物依存症に陥った2児の母を持つ“ワーキングママ”、そして、会社や同僚への不満をSNSにぶちまけ続け、突然“多数の人”から共感を得ることになり、SNS依存症になってしまった独身女性の物語。すべての人の身近に潜む“依存症へのきっかけ”が描かれている。
筧は、買い物依存症の2児のママ・村田麻衣を演じる。村田は27歳で結婚し、年下の夫と共に働きながら2人の子どもを育てているワーママ。後輩には「勝ち組」と言われるものの、現実はワンオペ状態の育児に振り回され、会社でも保育園でも謝ってばかりの毎日だった。そんなある日、何気なく開いたフリマアプリでの「お得な買い物」体験が、じわじわと麻衣の中を侵食し始めてる。そして33歳の秋、村田は会社をクビになる事態に陥ってしまう。
鈴木が演じるはのは、SNS依存症の独身OL・町田美穂。町田は仕事第一で、入社してからずっと「全力で会社に貢献してきた」との自負がある。しかし、会社でも社会でも、ただただ独身というだけでどこか肩身の狭い思いをさせられているように感じ、その不満や愚痴を自分のSNSへぶつけるように書きこむ日々。ところが、いつものように自分の気持ちを吐き出したある投稿が、突然“多数の人々”の共感を得たことから、SNSにのめりこんでいく。
筧は、「初めて台本を読んだ時すごく引き込まれるストーリーだなと感じました」と振り返り、「日常を過ごす中でのさまざまな点と点がつながって、依存症は誰にでも起こりうる事なんだなと思いましたし、いろんな立場から多面的に見ることのできるドラマになるのかなと思いました」と語った。「私と村田麻衣は環境は違うけど、現代の生活とたたかっている中で、自分の満たされない穴を埋めるように買い物依存症になった彼女を遠くには感じなかったです」と受け止め、「一話一話短いですし、親近感のあるストーリーなので、役への理解を深めて、丁寧に演じて良いドラマにしていけたらと思います」と意気込んだ。
鈴木は「20代後半に入り結婚観について友人と似たような話をすることが増えた」といい、台本が「とても身近に感じた」と告白。「さまざまな生活の選択肢が増え、便利になった世の中だからこそ、気付いたら何かに依存してしまっていた! なんてことは自分の身にいつ起きてもおかしくないなとハッとさせられました」と語った。SNS依存症の役どころに、「学生時代からSNSを利用している自分にとって、依存症になってしまう状況とは常に隣り合わせだったと思う」と環境を重ね、「そのあたりも上手く表現しながら演じられたらいいなと思っています!」と語った。