俳優の今田美桜がヒロインを務める2025年度前期連続テレビ小説『あんぱん』の柳井嵩（やない・たかし）役 発表会見が26日に都内にて行われ、北村匠海の出演が発表された。

　連続テレビ小説第112作目となる本作は、『アンパンマン』を生み出したやなせたかしさんと小松暢さんの夫婦をモデルに、生きる意味も失っていた苦悩の日々とそれでも夢を忘れなかった2人の人生。何者でもなかった二人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでを描き、生きる喜びが全身から湧いてくるような愛と勇気の物語となる。

　北村は、今田演じるヒロイン・朝田のぶを支える夫・柳井嵩を演じる。会見に姿を現すと「今日を迎えるまで緊張していました」と一言。

　さらに「昔『なつぞら』のオーディションを受けまして、そのときは『今回は朝という時間に、ご縁がなかったのかな』と思ったのですが。今回、なんで僕なのかを聞いたら、10分後に命を落とすかも知れないから、今どうするかで日々を全うするようにしていまして。ライブなどでのその言葉がきっかけだと言われたのが印象的でした」と続けた。

　そして「やなせさんは生きるということ、社会に生かされていることを作品に落とし込んで来た方だと思っております。僕の感情が、この作品と役に出会わせてくれたのかなと思っています」と続け、よろこびを言葉にした。

　クランクインは24年9月頃を予定しているという。