大竹しのぶ、明石家さんまと27年ぶりドラマ共演 “俳優さんま”は「皆さんが思ってるより真剣」
俳優の大竹しのぶがフジテレビ開局65周年企画ドラマ『心はロンリー 気持ちは「…」FINAL』(27日午後9時)に出演することが13日、発表された。主演を務める明石家さんまと27年ぶりにドラマ共演する。
『心はロンリー』シリーズ4度目の出演
俳優の大竹しのぶがフジテレビ開局65周年企画ドラマ『心はロンリー 気持ちは「…」FINAL』(27日午後9時)に出演することが13日、発表された。主演を務める明石家さんまと27年ぶりにドラマ共演する。
『心はロンリー 気持ちは「…」』は、主演のさんまを中心に、シリアスなストーリーの中にナンセンスな笑いを散りばめた異色ドラマで、1984年から2003年にかけて11本が制作された。そして、21年ぶりに復活する最新の第12作では、定年を間近に控え、“最後の事件”に立ち向かうベテラン刑事・轟木竜二(さんま)と、吉田羊演じる轟木の元妻・寺沢早紀(てらさわ・さき)、そして川口春奈演じる一人娘・寺沢和来(てらさわ・わく)が織り成す家族の物語が、情感豊かにつづられていく。
大竹が『心はロンリー』シリーズに出演するのは、今作で4回目となる。初出演となった『心はロンリー 気持ちは「…」IV』(1986年9月)では、同年夏、さんまと大竹が初共演して一大ブームを巻き起こしたドラマ『男女7人夏物語』(1986年7月/TBS系)で自身が演じていた“神埼桃子”として登場。
2回目の『心はロンリー 気持ちは「…」VII』(1988年5月)では、窓の外から顔をのぞかせる“熊”の役でサプライズ出演(着ぐるみ姿で顔も見えないまま、さんまと芝居を繰り広げ、エンディングで着ぐるみを脱いでネタばらし、という展開だった)。そして3回目の『心はロンリー 気持ちは「…」X』(1997年8月)では、さんま演じる主人公の前に、幻影となって現れる“亡き妻”の役を演じた。
なお、さんまと大竹の2人は、2014年7月の『FNS27時間テレビ』内で放送されたスペシャルドラマ『俺たちに明日はある』に出演しているが、この作品ではそれぞれ別のシーンに登場しているため、本格的なドラマ共演は、1997年8月の『心はロンリー 気持ちは「…」X』以来となる。
総合演出の三宅恵介氏いわく「さんまさんの“ドキュメントドラマ”でもある」という、『心はロンリー 気持ちは「…」FINAL』。そんな歴史的な作品の中で、さんまと大竹の2人がどのようなやりとりを繰り広げてみせるのか、期待は高まるばかりだ。実に27年ぶりとなる奇跡の共演となる。
俳優・明石家さんまの魅力とは
以下は大竹しのぶの一問一答。
――本作に出演することが決まったときの率直な心境をお聞かせください。
「あの『心はロンリー 気持ちは「…」』をまた作ることができるなんて、さんまさんは本当に幸せだろうなと思いました」
――今回の撮影中、印象に残っている出来事があればお教えください。
「やはり、三宅(恵介)さんとまた現場で出会えたことです。全く変わっていないところ、そしてさんまさんとのお2人の関係がすてきでした」
――明石家さんまさんと、トーク番組などではなく、“お芝居”で共演するということで、特に心掛けたこと、意識されたことはありますか。
「常に意識していたわけではありませんが(トークの場合は流れを意識しますが)、緊張感やテンションの高さは、ある程度意識しました。でも最終的な流れは、さんまさんに任せました」
――ずばり、“俳優・明石家さんま”の魅力とは。
「たぶん皆さんが思っているより、かなり真剣です」
――本作の放送を楽しみにしている視聴者の皆様へ、メッセージをお願いします。
「本当に分かる人にしか、見つけられた人にしか分からないギャグが、今回もたくさんあると思うので、クスッとした笑いや発見を楽しんでいただけたらと思います」
大竹しのぶは明石家さんまと1988年に結婚。その後、92年に離婚している。