サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS（日プ女子）』から誕生し、4月17日にシングル『MIRAI』でデビューする11人組・ME:I（ミーアイ）が27日、東京・江東区の東京ガーデンシアターで初のコンサート『2024 ME:I LAUNCHING SHOW ME:ICONIC』を開催した。

　ME:Iは、JO1やINIを誕生させた日本最大級のサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』の第3弾から誕生。デビューを目指して集まった101人の練習生たちが、専門的なトレーニングとテストに取り組み、挫折を乗り越えながら共に成長していく姿がドコモの映像配信サービス『Lemino』で放送された。

　2023年12月16日にファイナルのパフォーマンスが行われ、国民プロデューサーの投票によってデビューできる11人が決定。COCORO、MIU、MOMONA、RAN、SHIZUKU、AYANE、KEIKO、KOKONA、RINON、SUZU TSUZUMIがME:Iとしてデビューする。

（以下、セットリストと内容に関する記載があります）

　ステージがスタートすると、まずはサブリーダーのRANがセンターからウォーキングで登場。ステージ前方でクールなポージングを決めると、KEIKO、SHIZUKU、AYANE、TSUZUMI、SUZU、COCORO、KOKONA、MIU、RINONが次々にウォーキングで登場。ポーズを決めるたびに、客席からメンバーのかけ声や歓声があがった。最後にリーダーのMOMONAが登場し、なめらかな動きでポージングすると、ファイナル時の課題曲『想像以上』を披露した。

　ME:Iは「やっほー！　やっほー！」とファンに手を振ると、「Click!　ME:Iです！　よろしくお願いします～！」とあいさつ。MOMONAは、「今日というこの日を迎えるまで、たくさんのことを乗り越えてきました。今日というこの日は特別です！　やっと出会えた―！　やっと会えたよ！　心からうれしいです」と喜んだ。続く2曲目では、同じくファイナルの課題曲でデビューシングルに収録される『CHOPPY CHOPPY』を熱唱。息のそろったパフォーマンスで会場をわかせた。

　さらに、デビューシングルに収録される『Sugar Bomb』を初披露。ステージが泡に包まれる演出の中、キラキラと輝くビジューのついたデニムの衣装で登場したメンバーは、ムーディーでグルーヴ感のあるメロディーを歌いあげる。変則的なリズムを刻む中、スタンドマイクを使ったフォーメーションや、ハンドマイクを投げてキャッチする演出など、高難度のパフォーマンスで客席をわかせた。

　MOMONAは楽曲について、「歌詞は、YOU:ME（ファン）とME:Iのお互いが、甘い瞳や声に誘われて、手を取り合って新しい世界へ行こうという、YOU:MEへの愛がたっぷりこめられた曲になっています」と説明した。

　また、25日に配信されたばかりのタイトル曲となる『Click』も披露。同曲の振り付けは、日プ女子トレーナーのYUMEKIが担当。途中のダンスブレイクでは、メインダンサーのRANがダイナミックなダンスで観客を圧倒した。

　RANは、「今回YUMEKIさんにソロを少しいただいて、私がどうやったら良くみせられるか、どういったものを見せたいのかを提案して、一緒に少しずつ作っていきました」と明かした。また「私が1人ができないことも10人のメンバーと一緒に、11人の『ME:Iのダンスブレイク』として、みんなで作り上げるために頑張ったので、カッコいいパートになっています！」と語った。

　最後は、日プ女子の国民プロデューサー代表・木村カエラがファイナルのために書き上げたバラード曲『FLY UP SO HIGH』を熱唱。メンバーの顔写真が貼られたグッズのうちわやリングライトを持ったファンたちから、かけ声があがった。さらにアンコールで登場したME:Iは、テーマ曲『LEAP HIGH!～明日へ、めいっぱい～』とデビューシングル収録曲でコンセプト評価でも披露した『＆ME』の2曲を披露。歓声があがる客席に向かい、KOKONAは「全員顔見えてます！　これで終わりじゃないので、次のステージでも会いたいなと思います」と呼びかけ、MOMONAは「一言で、最高の初日でした！」と締めくくった。

　30日から行われる大阪・おおおきにアリーナ舞州公演と、4月13日から行われる東京・国立代々木競技場第一体育館の追加公演含めた全9公演は完売。全公演で約6万5000人の動員が見込まれている。