永瀬正敏、撮影から6年を経ての公開決定に喜び「スクリーンで花開くことができた」

俳優の永瀬正敏と女優の⼟居志央梨がダブル主演した映画「⼆⼈ノ世界」(藤本啓太監督)が7⽉10⽇から全国のイオンシネマで公開することが決定した。永瀬の代表作「私立探偵 濱マイク」三部作などで知られ、京都造形芸術大学(現・京都芸術⼤学)の映画学科長(当時)を務めていた林海象氏がプロデュースし、20代の大学生とともに製作した。

(C)2020『⼆⼈ノ世界』製作プロジェクト
(C)2020『⼆⼈ノ世界』製作プロジェクト

⼟居志央梨とダブル主演「⼆⼈ノ世界」7⽉10⽇から公開

 俳優の永瀬正敏と女優の土居志央梨がダブル主演した映画「二人ノ世界」(藤本啓太監督)が7月10日から全国のイオンシネマで公開することが決定した。永瀬の代表作「私立探偵 濱マイク」三部作などで知られ、京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)の映画学科長(当時)を務めていた林海象氏がプロデュースし、20代の大学生とともに製作した。

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 本作は第10回日本シナリオ大賞佳作を受賞した同名作(松下隆一氏)の映画化。バイク事故によるけい椎損傷のため、36歳という若さで首から下の自由を失った画家・俊作(永瀬)と、彼を介護する盲目の女、華恵(土居)の葛藤、心の交流を描く究極のラブストーリー。2014年3月に京都・西陣で撮影されたが、諸事情によって長らく公開されなかった。

 6年という歳月を経ての公開決定に永瀬も、感慨ひとしお。「当時の大学生たちが中心になり、数人の卒業生、少数のプロと共に作り上げた『二人ノ世界』は、その全員の純粋な想いが、確実に作品の中で息づいていました。それは素晴らしいものでした。映画界の未来たちと共に過ごした日々は、僕にとってかけがえのないものになっています。彼ら彼女たちの想いが、長い時を経て劇場のスクリーンの中で花開く機会をいただけた事に、心から感謝しています。そして、ひとりでも多くの方にその想い(希望)が届くことを願っています」とコメントを寄せた。

 ヒロインの華恵を演じる土居は、当時、同大学の学生だった。現在は二階堂ふみ、吉沢悠主演の「リバーズ・エッジ」(18年、行定勲監督)で主要キャストの一人を演じるなど活躍中。その土居も6年を経ての公開に大喜びだ。「撮影から6年を経て不安や混乱が渦巻く今、『二人ノ世界』が公開されること、何かのめぐり合わせのように感じています。この映画のヒロイン、平原華恵という人に出会えたことは私の人生でとてもおおきなことで、撮影のあと本格的に役者の道に進み、壁にぶち当たったり落ち込んだりするたびに、身体のどこかに残っている華恵が『こんなところでくじけるな』と背中を押してくれていた気がします。兎にも角にも、皆様に観ていただける日を待ち望んでいました! 公開に向け、尽力して下さった方々に心から感謝します」と話している。

次のページへ (2/2) 「二人ノ世界」の一場面
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