藤岡真威人、“時代劇ドラマ”で沖田総司役「まさか自分が」 高野洸、阪本奨悟、永田崇人も出演
俳優の高野洸、藤岡真威人、阪本奨悟、永田崇人が4月24日スタートのテレビ朝日系シン・時代劇ドラマ『君とゆきて咲く~新選組青春録~』(水曜深夜24時15分、※一部地域を除く)に出演することが25日、発表された。
『君とゆきて咲く~新選組青春録~』の2クール連続放送が決定
俳優の高野洸、藤岡真威人、阪本奨悟、永田崇人が4月24日スタートのテレビ朝日系シン・時代劇ドラマ『君とゆきて咲く~新選組青春録~』(水曜深夜24時15分、※一部地域を除く)に出演することが25日、発表された。
『仮面ライダーリバイス』(2021年~22年)で共演した前田拳太郎×奥智哉がダブル主演を務める本作は、日本漫画史にさんぜんたる功績を残した手塚治虫氏の隠れた名作『新選組』を初映像化する。近藤勇や沖田総司、芹沢鴨など実在の人物も多数登場するが、メインとなるのはオリジナルキャラクターとして描かれる2人の若き隊士、鎌切大作(かまぎり・だいさく/前田)と深草丘十郎(ふかくさ・きゅうじゅうろう/奥智)。彼らは熱い友情で結ばれながらも、時代の波に翻弄され、やがて白刃を交える。
高野が演じるのは新選組局長・近藤勇。豪放磊落、明朗快活な生粋のリーダー気質だが、実は小心者で用心深く、目的のためには手段を選ばない男。大作と丘十郎にポテンシャルを見出し、新選組に入隊させる。謎多き大作にいつしか疑いの目を向ける。
藤岡は美しき天才剣士・沖田総司を演じる。新選組一番隊長。何を考えているかわからない得体の知れない男だが、恐ろしいほどの美形で隊士たちから憧れの眼差しを集めている。新人隊士たちの兄貴分的存在。人を斬りすぎたこと、そして結核の症状が進行するにつれ、徐々に通常の精神状態ではなくなっていく。
阪本は“鬼の副長”土方歳三。局長・近藤勇の右腕として、新選組の実務を一手に担う。常に冷静沈着で冷酷な判断を下すため、“鬼の副長”として恐れられている。それらはすべて新選組のさらなる繁栄を目指す、土方の真面目さゆえのこと。無口だが、内に熱いものを秘めた男だ。
永田は大作や丘十郎ら新人隊士のお目付け役・山南敬助役。近藤勇や土方歳三とは道場時代からの親友。穏やかで知性があり、新選組の内政を支える存在となる。
そして、『君とゆきて咲く~新選組青春録~』の2クール連続放送が決定した。テレビ朝日と東映が総力を結集し、いまだかつてない“シン・時代劇ドラマ”を創出する一大プロジェクトにふさわしく、半年間かけて新選組隊士たちの運命を克明に描きだす。
キャストのコメント全文
○高野洸
――出演が決まった際の率直な感想を教えてください。
「まずは、新選組の主要人物を演じられることをとても光栄に思いました。しかも、この作品は若手で挑戦できるのが“肝”。そこに僕も参加できるのがうれしかったです。自分も“ちょっとトシを取ったなぁ”と思えるくらいフレッシュな俳優さんたちがたくさんいる中で、近藤勇という役柄をしっかり務めたいなと気合を入れつつ、撮影を心待ちにしていました」
――ご自身の役柄の印象や、演じる上で意識していることを教えてください。
「情に厚く仲間思いの人であり、自分の信念を大事に生きた、生真面目な男だと感じています。みんなを引っ張っていくという部分では普段の自分よりも“ボス”らしくビシッとすることを意識し、この作品ならではの新しいスタイルとのバランスを取りながら演じています」
――時代劇ならではの難しさ、面白さはどのようなところでしょうか。
「いちばん難しいのは、所作ですね。新スタイルの時代劇とはいえ、その時代を生きた人物を演じるからにはしっかりバックボーンが見えるように演じたいと思っているので…。一方で、この作品は見解や視点がこれまでの新選組作品とは異なっているのでワクワクします。衣装もゴージャスで、そういうところも新しい要素だと思って楽しんでいます」
――撮影現場の雰囲気はいかがですか。
「明るくて楽しい現場です。監督は妥協なく演出をつけてくださいますが、とても柔らかい方ですし、スタッフさんも多忙なのに心に余裕を持つ人間的に大きな方ばかり。俳優陣もみんなストイックで上を目指して頑張っているのが伝わってくるので、僕も日々、刺激を受けています」
――視聴者のみなさまへメッセージをお願いいたします。
「面白いものができるぞという予感を現場でひしひしと感じるので、僕自身とても楽しみにしています。近藤勇として忠誠心を大切に演じ、殺陣シーンもみどころになるよう、攻めていきます!」
○藤岡真威人
――出演が決まった際の率直な感想を教えてください。
「まずは大河ドラマをはじめ、さまざまな作品で扱われてきた新選組という大きな題材に関われるのがうれしかったですね。また、僕自身、ずっと時代劇をやってみたかったので、伝統ある東映京都撮影所でこんな大型作品に挑ませてもらえるなんて本当に感激でした。同時に、同じぐらい緊張感、責任感も芽生えましたが、とにかく頑張ろうと決意しました」
――ご自身の役柄の印象や、演じる上で意識していることを教えてください。
「沖田総司は新選組の中でも大好きな隊士だったので、まさか自分が演じられるなんて思ってもいませんでした。しかも、沖田は新選組最強といわれた剣士。殺陣では“別格さ”を出すべく、舞のように美しい剣さばきをアクション監督と相談しながら作っています。ひとりで夜桜の下で剣の稽古をするシーンでは、はかなさが垣間見えるよう意識しながら演じました」
――時代劇ならではの難しさ、面白さはどのようなところでしょうか。
「衣装も言葉遣いも所作も現代劇とはまったく違うので、自分で時代劇作品を見たり、現場で所作指導を受けたりと勉強しています。いちばん難しいのは日常の動き。衣装のたもとの扱い方や歩き方、一挙一動すべてに意識を張っていないと今っぽさが出てしまうので…。若手キャストが集まって現場もフレッシュですし、同世代と一緒に自分がやりたかったものを撮影できるのが楽しい。殺陣もかっこよく、リアルに迫力ある映像が撮れたなと思うとうれしいです」
――撮影現場の雰囲気はいかがですか。
「すごくいいですね。演者さんもスタッフさんも含めて撮影チームは仲がいいです。でもアクションシーンはカット割りが多く体力も使うので、そこは各部署それぞれが真剣にやっている。しっかり熱中するシーンと和気あいあいとしたシーンとのメリハリがきちんとある現場だなと思っています」
――視聴者のみなさまへメッセージをお願いいたします。
「このドラマは時代劇の良さもありつつ、歌やダンスなど今の時代に合わせた要素も入った挑戦的な企画。時代劇を初めて触れる方も楽しく見られる作品ですし物語としても面白いので、構えることなく幅広い世代の方に見ていただきたいです!」
○阪本奨悟
――出演が決まった際の率直な感想を教えてください。
「もともと新選組の物語が大好きでした。過去にもいくつか新選組を題材にした作品をやらせていただきましたが、この作品は史実に基づきながらもオリジナル要素を取り込んでいるので、新しい新選組が誕生するんだなという楽しみな気持ちがありました」
――ご自身の役柄の印象や、演じる上で意識していることを教えてください
「土方は“鬼の副長”という異名があるほど、厳しい存在。でも、それも新選組を第一に考えてのことだと思うんです。近藤さんをしっかり立てて、そこに自分もついていき、さらにみんなを引っ張っていく…そんな意識を持って演じていきたいと思っています」
――時代劇ならではの難しさ、面白さはどのようなところでしょうか。
「時代によって所作が変わってくるのが難しいですね。演じる上で、それらがいつもの動作として人物に染み込んでいるように見せられたら説得力も増してくると思うので、所作指導の先生にひとつひとつ相談しながら撮影しています。時代劇は演じる役者さんによって、その役柄の見え方が変わるところが面白いなと思います。これまでも役者さんや演出によって作品ごとにキャラクターを成り立たせてきたと思うので、僕もこの作品ならではの土方歳三を作り上げたいと思っています」
――撮影現場の雰囲気はいかがですか。
「めちゃくちゃ和気あいあいです! 初めて現場に入ったとき、僕自身、構えちゃったところもあったのですが、そういう壁を一切感じさせない空気感があります。誰もが“一緒に頑張っていきましょう”“切磋琢磨していきましょう”という姿勢なので、ものすごくありがたい。僕や永田崇人くんは年上組になると思いますが、崇人くんはみんなの空気を和らげてくれる存在。ムードメーカーとして活躍してくれてとても助かっています」
――視聴者のみなさまへメッセージをお願いいたします。
「まずは、新選組の生き様を届けられたらなと思います。多くの方に愛されて、たくさんの俳優さんが演じてきた物語ですが、今回はオリジナルの部分が組み込まれていますので、ほかにはない見ごたえのある作品になるのではないかと僕自身、楽しみな気持ちでいっぱいです。ぜひみなさんも一緒に楽しんでいただけたらと思います」
○永田崇人
――出演が決まった際の率直な感想を教えてください。
「新選組が大好きなので、ひたすらうれしかったです。新選組を描いたドラマに一度、出演したことがあるのですが、そのときは隊服を着る役柄じゃなくて…。今回は山南敬助として隊服を着ることができてものすごくうれしかったですね」
――ご自身の役柄の印象や、演じる上で意識していることを教えてください。
「山南は文武両道で、頭もよく剣術の達人。人柄としては柔らかい物腰の中に鋭さを秘めている… というような印象を持っていました。でも今回は、メンバーとのバランス的にも“口うるさいおばちゃん”というイメージで山南を演じています。あとは、作品内の“箸休め”的存在になれたらとも思っているんですよね。撮影前に、“どんなことでもしっかりできる人”と“しっかりできる風なのにどこか抜けている人”とどちらがいいですかと監督に聞いたら、“キミは抜けてる方がいい”とおっしゃったので、だったらそこを伸ばそうと思って、隙あらば何かやっています(笑)」
――時代劇ならではの難しさ、面白さはどのようなところでしょうか。
「難しいのは、外来語が使えないことですね。アドリブでつながないといけないときに『OK』などという言葉は口にできないので…。みんな所作に苦労していますが、僕の役柄はそこまで厳しくないんですよね。所作指導の先生から『山南さんは別にいいや』といわれることもあるぐらいです(笑)」
――撮影現場の雰囲気はいかがですか。
「ものすごくいいです! 監督はチャレンジしたらそこをきちんと見てくださる方なので、『こういうことやってみていいですか?』『こういうのはどうですか?』と提案しやすい現場です。この作品では僕が年上の方なので、率先して臨んでいきたいです。主演の2人ともよく話しますが、2人ともすごくかわいい! 特に拳ちゃん(=前田拳太郎)はいつも『山南さん、好きなんですよねー』と言ってくれるのでかわいくて仕方がないです(笑)」
――視聴者のみなさまへメッセージをお願いいたします!
「この作品は、いわゆる難しい時代劇ではありません。右を見ても左を見てもイケメンばかりでビジュアルも美しいですし、脚本家の坪田文さんが登場人物の愛らしさを上手に描いてくださっています。SFやファンタジー的な見方をしても楽しめますし、興味がある人は時代背景を追っていけばさらに面白くなります。とにかく斬新で今までにないドラマですので、ぜひ第1話を見てみてください!」