『日プ女子』司会・木村カエラ、合宿地・韓国を思い出めぐり「みんなの夢が叶いますように」
歌手の木村カエラが、ドコモの映像配信サービス・Lemino(レミノ)で配信中の『木村カエラと行く!日プガールズ思い出めぐりin韓国』に出演している。
放送では映らなかった食堂も公開 練習生の食欲に「頑張ってたことが伝わってくる」
歌手の木村カエラが、ドコモの映像配信サービス・Lemino(レミノ)で配信中の『木村カエラと行く!日プガールズ思い出めぐりin韓国』に出演している。
木村は、23年10月から12月まで「Lemino」で放送されたガールズグループオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS(日プ女子)』で、国民プロデューサーの代表として司会進行を務めていた。同番組はJO1やINIを誕生させた日本最大級のサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』の第3弾。デビューを目指して集まった101人の練習生たちが、専門的なトレーニングとテストに取り組み、挫折を乗り越えながら共に成長していく姿が放送された。木村の他に、歌手の青山テルマ、韓国のロックバンド・FTISLANDのメンバーで俳優としても活動するイ・ホンギ、ダンサーの仲宗根梨乃、K-POP振付師のYUMEKI、ラッパーのKEN THE 390がトレーナーとして練習生を指導した。
同番組のファイナルステージで、国民プロデューサーの投票によって笠原桃奈(1位)、村上璃杏(2位)、高見文寧(3位)、櫻井美羽(4位)、山本すず(5位)、佐々木心菜(6位)、飯田栞月(7位)、清水恵子(8位)、石井蘭(9位)、海老原鼓(10位)、加藤心(11位)が選ばれ、ME:I(ミーアイ)としてデビューが決定した。
『木村カエラと行く!日プガールズ思い出めぐりin韓国』で木村は、4か月にわたって合宿が行われた韓国を訪れ、日プ女子の思い出をめぐった。
1月中旬、マイナス10度の韓国を訪問。「(オーディションが)終わってから完全に“日プロス”で」と明かし、今回のロケは「『えっ、また呼ばれた!』と思って『行く行く』って」と喜んで参加したという。
最初に訪れたのは、ソウルから北に40キロの場所にある「ホンウォントレーニングセンター」。ここは練習生たちがレベル分けテストを終えて共同生活を始めた施設で、普段は一般の団体や会社が使用できる。オーディション時は看板や練習部屋、宿泊部屋などにピンク色と白色のデザインが施され、“PRODUCE101 JAPAN仕様”になっていた。
施設に入るなり、「懐かしい~」と声をあげる木村。練習生たちがダンスを特訓していた広い練習場に入ると、「ここに鏡があったよね」と懐かしんだ。また、階下を見下ろすことができる練習場と練習場をつなぐ通路を通ると、「ここ、見覚えないですか? ここでさ、あの人(イ・ホンギ)がさ、ボリボリお菓子を食べながらこうやって(指導して)いた場所だよね」と思い出していた。
また、地下に向かう部屋へと続く外の広場を通った木村は、印象に残っている場面として「グループバトルの時に、蘭がライバルの美羽の練習を見学しに行って……」と語り始めた。テーマ曲のセンター決めで、Aクラスの美羽と蘭はセンター最終候補に選ばれ、美羽がセンターに。「自分にはないもの」を持つ美羽にライバル心を抱く蘭は、グループバドルの練習の際に、美羽がいるチームの練習を見学しに行った。
圧倒的なダンススキルを持つ蘭が自分の練習を見に来たことに感動した美羽は、地下の部屋から外の広場に出た際、「泣きそうになった」と蘭に近寄る。蘭は「めっちゃ良かったよ! 全然別物って感じ」と美羽のパフォーマンスを称え、2人で抱き合った。木村はその場面を思い出し、「ライバル同士でありながらも、お互いに頑張っていることを『良かったよ』って支え合うあのシーン。私すごく好きでした」と語った。
また、今回は初めて合宿中の練習生たちのスケジュールが明かされた。練習生は
・7時~8時:朝練
・8時~9時:朝食
・9時~12時;自主練
・12時~13時:昼食
・13時~14時:青山テルマのボーカルレッスン
・14時~15時:自主練
・15時~16時:YUMEKIのダンスレッスン
・16時~17時30分:自主練
・17時30分~18時30分:KEN THE 390のラップレッスン
・18時30分~19時30分:夕食
・19時30分~22時:自主練
というスケジュールで生活していた。常に練習をしていた練習生たちの心の支えは食事。放送では流れなかった食堂での場面も映し出され、木村は食堂で練習生たちから人気だったメニューを食べることに。
食堂では野菜チャーハンの他、「ソトクソトク」というソーセージとお餅を使った屋台発祥のB級グルメが用意されていた。「ソトクソトク」は甘い味付けでボリュームもたっぷりなため、練習生から人気だったという。食堂の担当者は、「たくさん食べてました。(プレートの)おかずを置くところにご飯を少し乗せて、ご飯を置くところにおかずをたくさん乗せて。いつも食べ物が足りなくて、食事の時間は戦いみたいでした」と懐かしんだ。日本人の練習生の口に合うよう、優しい味付けにしていたという。また、食事とは別に「トーストと牛乳を準備していた」と明かし、「50~100枚準備しても足りなくて。(練習生は)いつもご飯もパンも両方食べていました」と語った。
木村は「ソトクソトク」を食べると、「甘い味! みんな(合宿中は)甘いものを制限されてたでしょ。これがお菓子替わりになる!」と、人気メニューに納得の様子。さらに野菜チャーハンやスープ、おかずなどボリュームたっぷりのメニューも味わうと、食パンと牛乳まで食べていた練習生に思いをはせ、「それぐらいみんなは練習をたくさんして、体力をたくさん使って、すごく頑張ってたことが伝わってくる」と語った。
Nソウルタワーで南京錠探し「みんなの夢がかないますように」
合宿場を後にした木村は、ソウルの街へ。練習生は合宿期間中、1度だけ“ご褒美ツアー”としてソウルで観光や食べ歩き、ヘアメイクなどを体験していた。木村は、コンセプト評価の「Popcorn」チームが訪れたNソウルタワーへ向かう。ここには南京錠をかけて絆を深めるパワースポットがあり、「Popcorn」のメンバーはハートの南京錠に「『Popcorn』がみんなから愛される曲になりますように」と願いを書いてかけていた。
木村は当時の映像を見ながら、その南京錠を探すことに。映像で位置を把握しながら探すと、日プ女子のファンたちの南京錠を次々と発見。練習生を応援するコメントが書かれた南京錠がたくさんかけられていた。ついに「Popcorn」メンバーの南京錠を見つけた木村は、「みんなの夢がかないますように」と書いた南京錠を取り付け、「ME:Iのメンバーも、今回は選ばれなかった練習生も、みんなの夢はまだ始まったばかり」と語った。
次に向かったのは望遠(マンウォン)市場。ここではコンセプト評価の「Toxic」メンバーが食べ歩きをしていた。木村はメンバーが食べた韓国の国民的おやつ・トッポギや、練習生のテンションが上がったチキン屋の甘辛唐揚げ・タッカンジョンを頬張り、観光を楽しむ練習生たちの笑顔を思い出した。木村は「日プが終わって初めて訪れた韓国。ひたむきな練習生の姿が脳裏に浮かんで離れません。日プロスはまだまだ続きそうです」と、名残惜しんだ。