ヴァンサン・ラコスト、3回目の来日「日本の文化も食事も好き」 役所広司も「すばらしい俳優」と絶賛
俳優の役所広司が20日、神奈川県内で開催中の『横浜フランス映画祭 2024』(3月24日まで開催)の舞台あいさつに、仏俳優のヴァンサン・ラコストとともに登壇した。
『横浜フランス映画祭 2024』舞台あいさつに登壇
俳優の役所広司が20日、神奈川県内で開催中の『横浜フランス映画祭 2024』(3月24日まで開催)の舞台あいさつに、仏俳優のヴァンサン・ラコストとともに登壇した。
1993年に始まり、横浜の文化イベントとして定着している同映画祭。フランス映画ファンのみならず、多くの観客が楽しめるラインナップを取りそろえ、フランス人キャスト・監督が数多く来日してオープニングイベント並びに舞台あいさつを実施。また、未来を担う学生に向けたマスタークラスや、日本の映画の作り手との橋渡しを担うサイドイベントを実施するなど、フランス映画と文化を存分に楽しめる一大イベントとなっている。
オープニング作品『愛する時』の上映前に、同映画祭の特別アンバサダーを務める役所はステージに登壇し「ついさっき、桜木町の駅前で『横浜フランス映画祭』の開催をコールしてきました」と観客に報告し、「私は『横浜フランス映画祭』のアンバサダーという役を仰せつかりまして、なんとかこの映画祭を成功させたいなと思っています」と言葉に力を込めた。
そして、『愛する時』の主演であり、映画『アマンダと僕』にて東京国際映画祭最高賞“東京グランプリ”、『幻滅』にてセザール賞(フランスにおけるアカデミー賞)最優秀助演男優賞を受賞するなど、名実ともにフランスを代表する俳優のヴァンサン・ラコストをステージに呼び込むことになっていた役所は「ヴァンサンという…… 丁寧に言うとヴァンサンさん」とコメントして会場の笑いを誘い、「これからフランス映画を背負って立つすばらしい俳優さんです。ご紹介します。ヴァンサン…… さんです!」と呼び込んで、2人でフォトセッションに応じた。
役所が降壇後、改めてあいさつを求められたヴァンサンは「3回目の来日ですが、日本が大好きで、日本の文化も食事も好きなので日本に来られてとてもうれしいです」と笑顔を見せ、役所と一緒にデッドカーペットを歩いた感想を求められると「一緒にレッドカーペットに登場することは私も知らなかったので、とても緊張したんですけど、好きな俳優さんで彼が出演した作品をたくさん見ていたので、一緒に歩けてうれしかったです」と声を弾ませた。