65歳の池上季実子が激変、おばあちゃん役で髪を6回脱色 美容師も心配「とけるからもうやめて」
俳優の池上季実子(65)が、松下奈緒主演の映画『風の奏の君へ』(初夏公開、大谷健太郎監督)で本格的な“おばあちゃん役”に初挑戦。そのビジュアルが解禁された。
松下奈緒主演の映画『風の奏の君へ』で初挑戦
俳優の池上季実子(65)が、松下奈緒主演の映画『風の奏の君へ』(初夏公開、大谷健太郎監督)で本格的な“おばあちゃん役”に初挑戦。そのビジュアルが解禁された。
本作は、映画ドラマ化、アニメ化された『バッテリー』などで知られる作家あさのあつこの小説「透き通った風が吹いて」(文春文庫)が原案。茶の名産地である岡山県美作に訪れたピアニスト・青江里香(松下奈緒)と、真中渓哉(杉野遥亮)、その兄、真中淳也(山村隆太/flumpool)が織りなすラブストーリー。池上は里香を迎え入れる真中兄弟の祖母を演じた。
八代目坂東三津五郎を祖父に持つ池上は1974年にドラマデビューし、ドラマ、映画で活躍。映画では『太陽を盗んだ男』『陽暉楼』『華の乱』などが代表作。今年は芸能活動50年になるが、本格的な老け役は初めて。白髪に徹底的にこだわって色を6回抜き、美容師から「髪の毛がとけるからもうやめて」と言われるほどだった。
撮影直前にはコロナに感染したそうで、「死ぬぞとまで言われたコロナを乗り切った直後でしたので、私が生きた証としてリアリティーを追求したかった。この役は出来ないと思っていましたが、医師からギリギリOKを頂いて現場に駆け付けました。後遺症的な息苦しさはまだありましたが、どうしてもこの映画でおばあちゃん役を演じたかった。咳き込んで周りに心配をかけないよう、隠れて酸素ボンベは使っていました(笑)」と明かしている。
制作プロデューサーの松井和彦は「ロケ地では松下奈緒さんや杉野遥亮さん、山村隆太さんはもちろん、池上季実子さんを一目みたいとエキストラ参加した方々も多かったのですが、目の前に季実子さんがいらっしゃるのに誰も気づかない。教えてあげても信じてくれない!今回はそれほど地元に溶け込んだおばあちゃんになりきっていました」と話している。