【RIZIN】木村ミノル、まさかのブアカーオと対戦 大会5日前に電撃発表…ドーピング検査は陰性
「RIZIN」は18日、都内で会見を行い、今月23日に行われる格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 9 in KOBE」(兵庫・神戸ワールド記念ホール)の追加対戦カード発表を行った。ドーピング検査で2度陽性反応が出ていた木村ミノルが“ムエタイレジェンド”ブアカーオ・バンチャメークとキックボクシング戦を行うことが発表された。大会5日前の電撃発表となった。
試合直前にもドーピング検査、陽性となれば「永久追放」へ
「RIZIN」は18日、都内で会見を行い、今月23日に行われる格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 9 in KOBE」(兵庫・神戸ワールド記念ホール)の追加対戦カード発表を行った。ドーピング検査で2度陽性反応が出ていた木村ミノルが“ムエタイレジェンド”ブアカーオ・バンチャメークとキックボクシング戦を行うことが発表された。大会5日前の電撃発表となった。
これまで11カードが発表されている同大会。榊原信行代表は今月12日に「パンチの利いたカードを用意しています」と“匂わせ”。この日、登壇したのはまさかの木村ミノルだった。
榊原代表は「カード発表をしたいと思います、なんとか間に合いました。木村ミノルvsブアカーオ・バンチャメーク。74キロ契約」と発表した。
木村は昨年9月に「筋肉増強剤」の成分を含む禁止薬物の使用が発覚。ロクク・ダリにKO勝ちを収めた同6月の試合が無効になり、罰金処分も科された。永久追放の声もネットで上がるなか、同11月に安保瑠輝也と大みそかに対戦することが発表されたが、2度目のドーピング検査も「陽性」。カードは消滅していた。
榊原代表は木村のドーピングを巡る経緯を明かし、2月7日に3度目の検査を行ったことを報告。その結果、陰性であったことを明かした。なお、ブアカーオ戦前に再度検査を行うという。もしこれが陽性となれば、RIZINは「永久追放」になることも発表された。そのほか、74キロの契約体重もオーバーすれば「今後RIZINに上がることはない」と明言された。
なお、ブアカーオにも試合前にドーピング検査を実施するといい、ブアカーオ側もこれを受け入れた。
ブアカーオは2000年代にK-1 MAXで活躍。K-1 WORLD MAX 2004・2006の王者であり、現在も第一線で戦いを続けている“ムエタイレジェンド”だ。22年8月には三浦孝太とエキシビションマッチ。全く寄せ付けず、3R・TKO勝利を収めていた。昨年5月に10年ぶりに日本のリングに帰還。RIZIN初参戦で安保と対戦し、ドロー決着となっていた。
登壇した木村は「まず度重なるドーピング検査の陽性結果でここまで待たせたファン、迷惑をかけた関係者のみなさんすみませんでした」と謝罪。
さらに「そのなかで復帰の試合をRIZINでできること、ブアカーオというモチベーションの上がる選手を用意していただいたこと心から感謝しています。しっかり自分の変わった姿をみんなに見せるので、しっかり体を作って、みんなにまた認めてもらえるような戦いをします」と時折、榊原代表を見ながら語っていた。