【ブギウギ】人気若手歌手が“大和礼子の娘”の理由 脚本家こだわり「スズ子は何を思うのか」

俳優・吉柳咲良が18日放送のNHKの連続テレビ小説『ブギウギ』(月~土曜、午前8時)の第117回に、新進気鋭の人気若手歌手・水城アユミ役で初登場した。週刊誌で主人公・福来スズ子(趣里)の「ブギブームはもう終わり」「これからは水城アユミの時代」と報じられる人物。実はスズ子の梅丸少女歌劇団時代の先輩で出産後まもなく亡くなった大和礼子(蒼井優)の娘という設定。制作統括の福岡利武氏が取材に応じ、吉柳の起用理由や水城登場の背景などを明かした。

水城アユミを演じる吉柳咲良【写真:(C)NHK】
水城アユミを演じる吉柳咲良【写真:(C)NHK】

俳優・吉柳咲良が新進気鋭の人気若手歌手・水城アユミを熱演

 俳優・吉柳咲良が18日放送のNHKの連続テレビ小説『ブギウギ』(月~土曜、午前8時)の第117回に、新進気鋭の人気若手歌手・水城アユミ役で初登場した。週刊誌で主人公・福来スズ子(趣里)の「ブギブームはもう終わり」「これからは水城アユミの時代」と報じられる人物。実はスズ子の梅丸少女歌劇団時代の先輩で出産後まもなく亡くなった大和礼子(蒼井優)の娘という設定。制作統括の福岡利武氏が取材に応じ、吉柳の起用理由や水城登場の背景などを明かした。

「吉柳さんは歌が本当にすてきなんです。ヒロインのオーディションを受けていただいたのですが、パンチがあって面白い人だと思いました。勢いがあってエネルギッシュなところがすてきです。ヒロインのスズ子役には年齢的に若かったので難しかったのですが、どこかで機会があればと思っていました。度胸の良さと歌のパンチが魅力的な方。台本を作る中で、水城アユミ役をどうしようかという話になり、スタッフからも自然に吉柳さんがいいという声が上がりました」

 水城というキャラクターをどう考えていたのか。

「若さが弾けつつ、パンチが効いた感じにしたいと思っていましたので、ピッタリでした」

 大和が亡くなった時点で水城の登場は決まっていたのだろうか。

「脚本家の足立紳さんは、当初から大和礼子の娘が将来、歌手になってスズ子の前に現れるということをやりたいと話していました。我々はやらない選択肢を含めて検討していましたが、足立さんの中では計画されていました。大和の娘と再会し、スズ子は何を思うのかということを書きたいと話していました」

 18日の放送では『第7回オールスター男女歌合戦』でスズ子の大トリに対し、水城のトリの計画が進められる様子が描かれた。新旧対決の構図。描かれるのは1956年の年末。モデルになりそうな実在の歌手はいたはずだが、オリジナルキャラクターにしたのはなぜか。

「特定のモデルの人と対決するよりもオリジナルでやりたいという思いもありますが、足立さんが大和の娘でいきたいとすごくおっしゃっていました。足立さんのこだわりです」

 大和の娘の登場にこだわった理由はなんだろう。

「スズ子がより複雑な心境になると思うんです。世代交代の意味でも複雑な感情のスズ子を描きたいと考えたと思います」

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください