【相棒22】最終回、右京が薫に贈った言葉にファン感激「あの右京さんが」「ジーンとした」
俳優の水谷豊が主演を務め、寺脇康文が共演するテレビ朝日系連続ドラマ『相棒SEASON22』(水曜午後9時)が、13日に最終回を迎えた。
謹慎中の右京が暴いた真実「最終回に相応しい内容」
俳優の水谷豊が主演を務め、寺脇康文が共演するテレビ朝日系連続ドラマ『相棒SEASON22』(水曜午後9時)が、13日に最終回を迎えた。
同作は、00年に誕生した刑事ドラマシリーズ。警視庁で“人材の墓場”と呼ばれる『特命係』に配属された警部・杉下右京とその相棒たちが、数々の犯罪事件を解決していく。もともとキャリアとして警察庁に入庁した右京は、“切れモノ”過ぎるが故に上層部からにらまれ閑職に追いやられたが、卓越した洞察力と名推理で事件の謎を解き明かしていく。
寺脇演じる特命係巡査部長の亀山薫は、SEASON1からの“初代相棒”。約14年ぶりに“五代目相棒”として右京とのコンビが復活し、今作で再会2年目となる。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
「警視庁の名探偵」を名乗る右京の動画が配信された。ワイドショーで内閣官房長官・武智淑郎(金田明夫)や政権批判を行ったベテラン政治学者の乙部泰治郎(佐戸井けん太)が、未成年の多賀潮(島田裕仁)に襲われた事件と、乙部を番組に起用した東都テレビのプロデューサー・西村拓三(内藤裕志)が殺害された事件。右京は動画で、「この2つの事件の黒幕は、内閣官房長官、武智淑郎。間違いありません。直感しました。ひらめきです」と断言し、世間をにぎわせた。
右京は「身に覚えがない」と言う。しかし上層部は、動画が生成AIによるフェイクだと認識しながらも、公に動画について謝罪し、右京に謹慎を言い渡す。謹慎中の右京は独自調査を始め、薫も右京の潔白を証明しようと奔走する。そんな中、フェイク動画の制作が内閣情報調査室(以下、内調)によるものだったことが判明する。
さらに、西村のスマートフォンに法務大臣・下川阿貴(黒谷友香)から着信あったこと明らかに。下川は指揮権を発動し、与党幹事長の収賄容疑に関する強制捜査が見送り、辞任していた。裏で糸を引いていたのは武智。収賄容疑捜査を担当していた東京地検特捜部部長の尾上欣悟(甲本雅裕)は、指揮権発動のせいで梯子を外され、左遷の憂き目に遭っていた。
右京は自身で制作した動画を関係各所に送りながら揺さぶりをかける。そしてついに、武智と対面することに。しかし右京が武智の邸宅を訪れると、庭先でロープを首にかけた武智が亡くなっていた。すると、右京が武智の犯行を自供するフェイク動画も流れ、状況はさらに混乱する。
右京と薫が捜査を続けた結果、武智と西村がつながっていたことが分かった。自身を批判する乙部を番組に出演するよう仕向けたのは武智だった。乙部を襲わせるためにわざと番組に起用させ、お金に困っている多賀に襲わせたのだった。また、乙部を番組に起用したことで内調から釘を刺された西村は、東都テレビを退職。しかし西村はもともと独立希望で、武智から独立資金を提供されていた。
また、内調の内閣情報官・社美彌子(仲間由紀恵)の部下・石川大輔(林泰文)も武智とつながっていた。石川は出世のために武智に加担し、わざとフェイク動画を配信していた。さらに、乙部を起用した西村と東都テレビに苦情を伝えていたのも、石川だった。すべては乙部と右京、そして内調の社を潰すために武智が仕組んだものだったのだ。
そんな、やりたい放題の武智と、武智に加担した西村を殺害したのは、下川と尾上だった。権力のある武智の指示により、人生が変わってしまった2人は、復讐(ふくしゅう)のため結託したのだった。
最終回の結末にSNS上では、「最終回に相応しい内容で、凄く濃厚でした」「フェイク動画の犯人はわかってたけど 殺人犯の方がこんな複雑だったとはー!」「なんと金田明夫までもが殺害され、ラストは黒谷友香と甲本雅裕が!」と感想が。
また今回は、謹慎中で情報を入手できない右京のために、薫が変装して捜査一課に潜入する場面が。右京が「僕には亀山くんがいますから」「持つべきものは、良き相棒です」と語ると、SNS上では「あの右京さんが遠回しな言い回しとか嫌味とか一切なく薫ちゃんを相棒として信頼している…!」「『良き相棒』キタアアアアアアアアアアアアア!!!」と驚きの声が。また「右京さんの『良き相棒』という言葉になんだかジーンとした」「右京さんの言葉とうれしそうな亀山君の笑顔!! それだけで十分です」「持つべきものは良き相棒ですってセリフで思わず拍手w」と喜ぶファンが多く見られた。