NEWSの増田貴久が11日、東京・渋谷の東急シアターオーブで行われたミュージカル『20世紀号に乗って』の取材会に、共演の珠城りょう、小野田龍之介、上川一哉、渡辺大輔、戸田恵子、演出のクリス・ベイリー氏とともに出席。戸田からの“特別”な差し入れに、実母が嫉妬していることを明かした。

　原作は1932年にチャールズ・ブルース・ミルホランドが書き下ろした戯曲で、34年にはアメリカで映画化。さらに原作と映画をもとに78年にブロードウェイでミュージカル化されると、トニー賞5部門を制覇した。ブロードウェイ・ミュージカルの金字塔ともいえる名作である本作は、日本では90年に初演、2019年には宝塚歌劇団でも上演された作品で、この度5年ぶりの日本での上演となる。

　約2年半ぶりの主演舞台の開幕を前日に控えた心境を尋ねられた増田は「この『20世紀号に乗って』というすばらしい作品をみなさんにお届けできてうれしいなって思っています」と吐露し、「コメディーなのでたくさん笑ってもらって、見てもらっている時間が特別な時間になるように全力で演じたいなと思っております」と言葉に力を込めた。

　また、増田と戸田は約20年前に出会い、以降、連絡を取り合ったり一緒に食事に行ったりしていたそうだが、共演は約20年ぶりだそうで、増田の座長ぶりを聞かれた戸田は「座長としてみんなを引っ張っていく姿勢を見せてくれて、自分もやることがいっぱいあるのに、たくさんの方に声をかけながら現場を進めてきたので、本当に大人になったんだなって、母心で頼もしくまっすー（増田）を見つめておりました」と目を細めた。

　さらに、戸田がたくさんの差し入れをしていることが話題に上ると、増田は「みなさんはもらってないと思うんですけど、直々に戸田さんお手製のお弁当をいただきまして、それをインスタにアップして、次も戸田さんが入れてくれたパンをインスタにアップしたら、うちの母親がそれを見て『戸田さんにかわいがってもらってうれしい』って言っていたけど、だんだんと母親が戸田さんにヤキモチを焼きはじめたので、お母さんに気を遣って戸田さんにもらったお弁当1個、まだインスタにあげてません」と打ち明けて笑いを誘い、戸田は「愛情は1ミリもないって言ってるんですけどね」とにっこり。小野田も「（アンパンマンの声優を務める）戸田さんからパンの差し入れが1番ホッとしますね」と笑顔を見せた。

　ミュージカル『20世紀号に乗って』は同所にて3月12日～31日に、大阪・オリックス劇場にて4月5日～10日に上演。