乃木坂46“伝統と試練のバスラ”全124曲を完走 梅澤美波「バースデーライブは大きな武器」
アイドルグループ・乃木坂46が10日、さいたまスーパーアリーナで『乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE DAY4』を開催。伝統と試練のバースデーライブ(通称:バスラ)を完走し、梅澤美波、遠藤さくら、井上和が、グループの未来を背負う決意を語った。
さいたまスーパーアリーナで4日間に渡って開催
アイドルグループ・乃木坂46が10日、さいたまスーパーアリーナで『乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE DAY4』を開催。伝統と試練のバースデーライブ(通称:バスラ)を完走し、梅澤美波、遠藤さくら、井上和が、グループの未来を背負う決意を語った。
12回目となるバスラは、同会場で4日間に渡って開催。DAY1は2011年から12年、DAY2は15年から17年、DAY3は18年から20年、DAY4は21年から24年の楽曲でセットリストを構成し、グループの歴史を辿った。
バスラ最終日は、5期生・井上センターの『おひとりさま天国』で熱狂の幕開け。ライブ初パフォーマンスとなった4期生・遠藤と賀喜遥香がWセンターの『Monopoly』、3期生・久保史緒里と山下美月センターによる『人は夢を二度見る』と続き、現在の乃木坂46が最強であることを証明するかのように圧巻のパフォーマンスを見せつけた。
アンダー&ユニットブロックは、新・華の2001年組による『価値あるもの』から始まり、ツインテールでファンの心を掴んだ与田祐希&筒井あやめ“よだめん”による『ざぶんざざぶん』、林瑠奈と川崎桜のラップをフィーチャーした『アトノマツリ』などを披露。『錆びたコンパス』『悪い成分』『思い出が止まらなくなる』といったアンダー楽曲でも、メンバー1人ひとりが唯一無二の個性を放った。
期別ブロックでは、3期生の『僕が手を叩く方へ』、4期生の『ジャンピングジョーカーフラッシュ』に続いて、加入から2年た経った5期生が『絶望の一秒前』『いつの日にか、あの歌を…』『17分間』、怒涛(どとう)の3曲でアイドルとしての成長を証明する。
生田絵梨花の卒業曲『最後のTight Hug』を久保・賀喜・奥田いろはの3人が美しい歌声で届け、齋藤飛鳥の卒業曲『ここにはないもの』は遠藤センターで可憐なパフォーマンス。22曲目に披露されたバラード『誰かの肩』の間奏では、井上が「乃木坂46、たくさんの愛とやさしさをみなさまからいただきました。私たちにとって皆さまが支えであるように、みなさまにとっての支えも私たちでありたいです」と思いを伝えた。
アンコールでは、卒業を控える山下がセンターを務める35枚目のシングル『チャンスは平等』を初披露。ライブの人気ナンバー『他人のそら似』、『好きというのはロックだぜ!』で会場とひとつになると、クライマックスへ。
遠藤は4日間で124曲もの楽曲を披露(重複曲を省くと全123曲)したバスラを駆け抜け、「私はやっぱりライブが好きで仕方ないです。心臓が潰れるほど緊張しても、不安に負けてしまっても、泣いちゃいそうなくらい体が追いついていなくても、練習したのにぜんぜんできなくても、涙が出るくらい楽しいと思える瞬間がある。そこで頑張ってよかったと思えるから、私はやっぱりライブが好きなんだなとこの4日間で感じることができました」とコメント。「このステージにいるメンバーで12周年を刻めたのがうれしいです。まだまだ自分にはできることがあると思って、もっと大きくなりたいなと思いました」と、さらなる成長を誓った。
ライブの鉄板曲『乃木坂の詩』が最終楽曲として披露され、会場が乃木坂カラーの紫色のペンライトで埋め尽くされる。キャプテンの梅澤は、「バースデーライブ4日間、無事完走しました。全日違うセットリストは、正直すごく過酷でした。でも、これが乃木坂の伝統で、私たちにとっての試練なんだと思います」と語り、「バースデーライブは私たちにとって、大きな武器になります。これから先もずっと守っていきたいと思っています。4日間を通じて思ったのは、乃木坂に思いを寄せてくださる全ての人に恩返ししていきたいです。このバースデーライブがひとつの恩返しになっていたらうれしく思います。乃木坂46は13周年に向けて走っていきます」と未来への飛躍を誓い、12回目のバースデーライブは幕を閉じた。
○2024年3月10日/『乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE DAY4』セットリスト/さいたまスーパーアリーナ
M01 おひとりさま天国
M02 Monopoly
M03 人は夢を二度見る
M04 価値あるもの
M05 ざぶんざざぶん
M06 もしも心が透明なら
M07 アトノマツリ
M08 命の冒涜
M09 錆びたコンパス
M10 悪い成分
M11 思い出が止まらなくなる
M12 僕が手を叩く方へ
M13 ジャンピングジョーカーフラッシュ
M14 絶望の一秒前
M15 いつの日にか、あの歌を…
M16 17分間
M17 Wilderness world
M18 踏んでしまった
M19 Actually…
M20 最後のTight Hug
M21 ここにはないもの
M22 誰かの肩
M23 ごめんねFingers crossed
M24 バンドエイド剥がすような別れ方
M25 全部 夢のまま
M26 君に叱られた
M27 僕は僕を好きになる
EN1 チャンスは平等
EN2 他人のそら似
EN3 好きというのはロックだぜ!
EN4 乃木坂の詩