21歳中谷優我、元K-1のローキックで“ボコボコ” 青木真也もため息「やらない方がいい」
ABEMAの格闘ドキュメンタリー番組『格闘代理戦争』が3年ぶりに復活。新シーズンが8日から放送がスタートした。監督を務める青木真也は初回から自身の推薦選手に厳しい言葉を向けた。
3年ぶり復活の『格闘代理戦争』がいよいよスタート
ABEMAの格闘ドキュメンタリー番組『格闘代理戦争』が3年ぶりに復活。新シーズンが8日から放送がスタートした。監督を務める青木真也は初回から自身の推薦選手に厳しい言葉を向けた。
同番組は「格闘技界の次世代のスターを生み出す」という目的のもと、第一線で活躍する格闘家が監督となり、原石である若手ファイターを推薦して競わせることで新たなスターを発掘、その過程を追う“格闘ドキュメンタリー番組”。新シーズン『格闘代理戦争-THE MAX-』のテーマは総合格闘技。
格闘代理戦争への思いが強いという青木。「過去2戦いま一歩で優勝をつかめていないんですよ。前戦は決勝までいくもつかめなかったんですよ。やっぱりね、勝ちたいですね! 今回は」といつになくテンションは上がっている。
青木が今回推薦する選手は小学生のころから知っているという21歳の中谷優我。3年前にMMAの世界に入り、これまでの戦績は2勝1敗。3歳時にアントニオ猪木とパラオ旅行に。さらに4歳時には“闘魂注入”もされていた。
中谷は「小学生のころからずっと総合格闘技という試合を見てきたなかで、立ってみたい場所。いつかやってみたいって小学生のころから思っていました」とMMAへの思いを明かしていた。
青木とのグラップリングのスパーリング映像では防戦一方。青木も中谷ついて「守りに入っちゃうんですよね」と難しい顔に。気合と根性を鍛えるため皇治のジムを訪れることになった。
さっそく中谷は元K-1の平山迅と立ち技スパーリング。スタートからローキックをまともに受けてしまう中谷は下がってしまう。皇治は「優我、気持ち強く持て。じゃないとやられっぱなし」と声を送る。
それでも足がフラフラになりたまらず倒れてしまう中谷。皇治は「足で倒れたら終わりやぞ。足で倒れるくらいなら格闘技せん方がええぞ」と厳しく激励を送った。
ピピピっとタイマーが鳴る。中谷にとって地獄の時間が終わると監督・青木も「下がりすぎ。なんで前いかない? 勝負できてない。前に出続けないと」と気持ちの部分を指摘した。
その後も文字通り“ボコボコ”にされる展開は続く。皇治は「優我やめとくか? そんなんじゃ勝たれへんぞ? そんな気持ち見せんんかったらやらん方がええぞ。全国に恥さらすだけや」「ローと腹で倒れるのは格闘技する資格ないから」と檄を飛ばす。
青木は2R以降、特に言葉をかけず首をかしげる素振りをしていた。練習後にその口を開く。
「(格闘技)向かないよね。勝負してないから。だから言わなかったです、途中から。だって逃げちゃうんだもん。1Rの最初に気持ちが折れてる。相手に引っ張ってもらって加減してもらっただけでしょ? どんなに努力しても向かないから。厳しいこと言うとやらない方がいい。結構、ちゃんと他の人より恵まれたチャンスだと思う。そこまでの情熱、思いがないんだったら他人に譲った方がいい」
中谷はこの言葉に涙。「まずはイチから見直していきたいです」とうつむいていた。
青木・中谷組はどうなってしまうのか。中谷の気持ちの成長が今後の見どころになりそうだ。