俳優の高畑充希と岡田将生がダブル主演するPrime Videoのドラマ『1122 いいふうふ』に、成田凌が出演することが9日に発表された。

　同作は、渡辺ペコ氏の大ヒット漫画『1122』を実写化。その内容のリアルさに「妻に読ませたくない」「夫に読ませたい」と話題となり、夫婦としてのあり方に一石を投じる全く新しいマリッジストーリーとして高い評価を得ている。ドラマ化は今泉力哉氏が監督を務める。

　妻でウェブデザイナーの相原一子（高畑）と夫で文具メーカー勤務の相原二也（岡田）は、友達のようになんでも話せて仲の良い夫婦。「セックスレスで子どもがいなくても、ふたりの仲は問題ない」としている。しかし「……だけど。私たちには“秘密”がある。それは毎月第3木曜日の夜、夫が恋人と過ごすこと」と、特殊な夫婦関係が描かれる。結婚7年目の2人が選択したのは、夫婦仲を円満に保つための“婚外恋愛許可制”。二也には、一子も公認の“恋人”が。「ふたりでいること」をあきらめないすべての人に届けたい、30代夫婦のリアルライフを描く。

　これまでに、高畑と岡田の他に西野七瀬、高良健吾、吉野北人、中田クルミ、宇垣美里、土村芳らの出演が発表されるいるが、今回新たに発表された成田は、不倫経験がある五代敦史を務める。五代は不倫が妻バレし、“現在夫婦関係修復中”という役どころ。

　五代役について今泉監督は、「成田凌しか思い浮かばなかった」と明かし、成田自身も「原作を読み、脚本を読み、この役は自分しかいない！　と制作の方に伝えました」と納得したという。また11月22日生まれの成田は、「11月22日生まれの僕にとって『1122』という作品に出演できることには、運命的なものを感じます」と驚いている。

　一子と二也の変わった夫婦の前に現れる五代。色気もあり、ちょっとだらしなさもあり、それ故に優しい五代は、一子からすると、“お互いにまんざらではなく好意もある、ちょうどいい相手”。大学時代の女友達から「五代が不倫している」と聞いた一子は、ある提案を五代に持ちかけることになる。

　以下、成田と今泉監督のコメント全文。

○成田凌

「今泉監督の作品に出演できる喜び、高畑さんとまたご一緒できる喜び、なにより、11月22日生まれの僕にとって、『1122』という作品に出演できることには、運命的なものを感じます。原作を読み、脚本を読み、この役は自分しかいない！　と制作の方に伝えました。最高に魅力的なキャストがそろっています。1122 いいふうふ、お楽しみに」

○今泉力哉監督

「原作の漫画を読んで、『五代くんはもうこれ、成田さんでしょ？』とプロデューサーと話していました。また、高畑さんとの舞台『宝飾時計』を見ていたので、2人の相性なども知っていました。映画『愛がなんだ』と『街の上で』に続いて、成田さんとご一緒できたこと、とてもうれしく思っています。お互いにさまざまな現場を経験し、迷い、学び得たことを、また一緒の現場でひとつの作品に向かえたこと。そしてやっぱり、五代くんは成田さんで間違いなかったこと。みんなにも楽しんでもらえたら幸いです。お楽しみに」