陸上競技800メートルでインターハイや全日本インカレ、日本選手権など数多くの全国大会に出場し、入賞の実績をもつインフルエンサーの志村美希が3日開催された「鹿児島マラソン2024」でPRランナーとして出走した。今回が初フルマラソン（42.195キロ）となるがサブエガ（2時間50分切り）を達成し、「凄すぎる」「感動しました！」と話題を集めている。

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「金髪ギャルのはじめてのフルマラソンが速すぎる」と題した動画を、自身のYouTubeチャンネルで5日午後8時30分に公開。一夜で再生回数は9万回を突破した。

　動画の第一声は「緊急で動画を回しています。今、5時に起きて、のんきに写真を撮っていたら転んで……」と、ベッドからスーツケースの上に落ちて、右足裏を負傷したことを明かした。モザイクをかけているが、流血していることが分かる。テロップでは「スーツケースの繋ぎ目意外と鋭利だから皆さんも気をつけてください」と注意喚起した。

　しかし、この日のために練習を積み重ねていたため気持ちを切り替えていた。当日の気温は8度、湿度43％、北東の風0.7メートルというコンディションだった。スタート前は動的ストレッチで関節の可動域を広げた。

　最初の1キロは3分48秒から入った。5キロは19分33秒。自撮り動画を回しながら快調な走りを見せた。沿道の声援に応える様子も映っている。

　限界まで自身を追い込んでいたためゴール後は倒れ込んだ。気になる結果は、グロスタイム（号砲と同時にカウントされる時間）が2時間47分48秒。ネットタイム（スタート地点からゴール地点までにかかった時間）が2時間47分45秒だった。

　志村は音声で「ゴールしてから記録を見てから、自分でもびっくりしたタイムで走ることができてうれしかったです」と喜びをあらわにした。

　コメント欄には「朝のハプニングから、よく気持ちを切り替えて走りましたね　凄過ぎます!!」「どんな状況でも自分の力を出し切るところがミキティのアスリート魂のすごいところですね」「可愛いお顔なのに、あれだけ追い込めるメンタルの強さに敬服致します」「勇気が湧きました」「動画一本でこんなに感動できたの初めてだよ」「涙が出ました」「元日体大、日本選手権ファイナリストはやっぱすごいですね」と感動する人が続出した。