口内炎と思いこみも実際は舌がん 堀ちえみがTVで完治報告「ファンの皆様にもお伝えしたい」
歌手の堀ちえみが6日、関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ!』(月~金曜午後1時50分)にインタビュー出演し、2019年に患った舌がんの完治を改めて報告した。堀は2月27日に自身のブログで医師から完治と伝えられたことを発表していた。堀は「(医師から)『完治です。おめでとうございます』っていう言葉をいただきまして、驚いたのと同時にずっと支えてくださっていたファンの皆様にもお伝えしたいと思って」と思いを明かした。
診断が出たときはステージ4
歌手の堀ちえみが6日、関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ!』(月~金曜午後1時50分)にインタビュー出演し、2019年に患った舌がんの完治を改めて報告した。堀は2月27日に自身のブログで医師から完治と伝えられたことを発表していた。堀は「(医師から)『完治です。おめでとうございます』っていう言葉をいただきまして、驚いたのと同時にずっと支えてくださっていたファンの皆様にもお伝えしたいと思って」と思いを明かした。
つらく長い5年間だった。当時、医師から宣告されたのは口腔がんの一つ、舌がん。進行が早く、診断が出たときはステージ4で、食道がんも併発した。舌の6割以上を切除し、新たな舌を創るため、太ももの皮膚を移植する11時間以上に及ぶ大手術だった。堀は「私自身も口の中のがんがあるっていうことを知らなかったっていうところから、口内炎だと思い込んでいた。そこがやっぱり大きな見過ごしてしまった要因だと」と悔やんだ。
手術は成功したが、歌う以前に話すことさえ困難になった。ボイストレーニングをする映像では、分厚くした舌のため、思うようにいかない場面が流れた。支えられた家族に、いらだちをぶつけることもあったという。長女からは「(母が)少しでも前向きになれるように」と思いをつづるノートの交換を提案されたと明かしてた。堀は「『子供の私が見ると知ってるのに、お母さんは絶対に悲しいとかつらいとかそういうことを書かないだろう。文字で残せないだろう』と、そういう風に考えて、プラスの言葉を書かせるためにそういう形をとったっていう風に後から聞きまして」と感謝した。
堀は「がんが『完治』という終着駅があるというか、着地点があるということを一つの目標にしていただけたらいいなと。あきらめるのではなくて、『完治』という言葉をいただけるときが来る可能性がある病気になったということを目標にして、あきらめないでいただきたいなと。おこがましいかもしれませんけど、自分の経験を通してそう思いました」と闘病する人に呼び掛けた。
ゲストで長く親交のある松嶋尚美は「大病されてびっくりして、手術の後もいろいろ完治に向かうまでいろいろあったじゃないですか。ホンマに今回の報告うれしかったです」と喜んだ。