『ゴジラ-1.0』興行収入60億円を突破 2023年度実写映画ランキング1位に
映画『ゴジラ-1.0』が興行収入60億円を突破したことが4日、発表された。3日までの公開122日間で観客動員392万人、興行収入60.1億円を記録。2023年に日本で公開された実写映画ランキングで第1位(※興行通信社調べ)となり、唯一60億円を突破した実写映画となった。
山崎貴監督も喜び「60億は厚い壁だった」
映画『ゴジラ-1.0』が興行収入60億円を突破したことが4日、発表された。3日までの公開122日間で観客動員392万人、興行収入60.1億円を記録。2023年に日本で公開された実写映画ランキングで第1位(※興行通信社調べ)となり、唯一60億円を突破した実写映画となった。
70周年記念作品であり、日本製作の実写版ゴジラ30作品目という特別な節目、さらには“令和”で最初のゴジラとなる最新作『ゴジラ-1.0』が23年11月3日“ゴジラの日”に公開。本作の監督・脚本・VFXをつとめるのは、自身もゴジラのファンであることを公言する山崎貴氏。本作の監督・脚本・VFXを務め、満を持してゴジラ最新作に挑んだ。
記念すべきゴジラ最新作の主演を務めるのは神木隆之介。ヒロインを演じるのは浜辺美波。さらに、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介といった俳優陣が勢ぞろいした。
そんな『ゴジラ-1.0』は、アメリカで現地10日に開催される世界最高峰の映画賞「第96回アカデミー賞」において、日本映画で初めて「視覚効果賞」にノミネートされている。「視覚効果賞」(Academy Award for Visual Effects)はその年に公開された映画の中で最も優れた視覚効果(VFX)を用いた作品に与えられる栄誉で、アカデミー賞で最も注目される部門のひとつだ。
現地時間2日にはアカデミー賞の公式プログラムであるパネルディスカッションに、山崎監督、VFXディレクター・渋谷紀世子氏、3DCGディレクター・高橋正紀氏、エフェクトアーティスト/コンポジターの野島達司氏の4人が参加。VFXの制作秘話を語り、会場を大いに沸かせた。
そんな渡米中の山崎監督からも60億円突破の喜びのコメントが到着。「60億は厚い壁だったので、ついに超えることができて本当にうれしいです。ゴジラは愛されているなぁ、と改めて感じました。この記録は、いろいろな幸運が重なったことと、そして観て下さったみなさんのおかげでしかあり得なかったので、みなさんにありがとうと言いたいですし、みんなで作った記録だなと思います」と感謝の気持ちを伝えた。
また、いよいよ近づいてきたアカデミー賞授賞式については、「もうこうなったらまな板の鯉ですよね(笑)。アカデミー賞の投票は終わって、もう結果は決まっているでしょうし、そこに何が書かれているのか楽しみです。早く結果を知りたいですね」とコメントした。
北米では現地時間の2月1日までの63日間で上映が終了し、最終興行収入は5641万ドル。北米で公開された邦画実写映画の興行収入記録を大きく塗り替え、歴代1位に。北米公開の外国語の実写映画の歴代興収の中でも3位という記録を残した。そのほか、世界各地で“ゴジラ旋風”を巻き起こし、日本興収も含めた全世界累計の興行収入で160億円(※現時点のレートで換算)を突破している。