日テレ、『セクシー田中さん』と同じ小学館の漫画を原作にした連続ドラマの制作を中止「別のドラマを放送」
日本テレビは22日までに、4月期放送で予定していた小学館の漫画を原作にした新ドラマについて、同期での制作を見送ることを明らかにした。
『セクシー田中さん』原作者が死亡…「小学館との協議」で新作の4月期制作は見送り
日本テレビは22日までに、4月期放送で予定していた小学館の漫画を原作にした新ドラマについて、同期での制作を見送ることを明らかにした。
「4月期ドラマとして、小学館の漫画原作の作品を予定しておりましたが、小学館と協議の結果、4月期としての制作を見送ることにいたしました」
同作の放送を予定していた時間枠で、別の連続ドラマを放送するべく、制作を進めていることも明かした。
昨年10月期放送の連続ドラマ『セクシー田中さん』は、小学館の漫画を原作とした作品だった。しかし、原作者である漫画家・芦原妃名子さんは1月26日に自身のSNSで、ドラマの脚本が原作の内容から「改変」されていたとし、修正するために苦慮したことで、9、10話の脚本を自身で手掛けたと明かしていた。しかし、同28日には一連の投稿を削除し、「攻撃したわけじゃなくて、ごめんなさい」とのコメントのみを残していた。そして、29日に亡くなったことが確認された。
以降はSNS上などで原因などについての議論が巻き起こる事態になり、日本テレビは3度に渡って声明を発表。今月15日には「これまで独自に社内調査を行っておりましたが、原作漫画『セクシー田中さん』の出版社であり、ドラマ化にあたって窓口となっていただいた小学館にもご協力いただき、新たに外部有識者の方々にも協力を依頼した上、ドラマ制作部門から独立した社内特別調査チームを設置することにいたしました」と報告していた。