【ブギウギ】スズ子とりつ子、バチバチ対談は史実通り NHK「お互いを高め合う関係」

俳優の趣里が主人公・福来スズ子を演じるNHKの連続テレビ小説『ブギウギ』(月~土曜、午前8時)の第99回が21日に放送され、スズ子と茨田りつ子(菊地凛子)が雑誌記者の口車に乗せられて対談し、激しく衝突する様子が描かれた。りつ子が「ブギの人気だってすぐに終わる」と言うと、スズ子が「茨田さんにブギの何が分かるんですか……えらそうに」と怒りをあらわにした。

対談をするスズ子(左=趣里)とりつ子(菊地凛子)【写真:(C)NHK】
対談をするスズ子(左=趣里)とりつ子(菊地凛子)【写真:(C)NHK】

モデルの笠置シヅ子さんと淡谷のり子さんも実際に対談、厳しい言葉も

 俳優の趣里が主人公・福来スズ子を演じるNHKの連続テレビ小説『ブギウギ』(月~土曜、午前8時)の第99回が21日に放送され、スズ子と茨田りつ子(菊地凛子)が雑誌記者の口車に乗せられて対談し、激しく衝突する様子が描かれた。りつ子が「ブギの人気だってすぐに終わる」と言うと、スズ子が「茨田さんにブギの何が分かるんですか……えらそうに」と怒りをあらわにした。

 スズ子とりつ子のモデル・笠置シヅ子さんと淡谷のり子さんも1949年に実際に雑誌の対談をしていた。淡谷さんがブギの人気はすたれるという厳しい話をすると、笠置さんが反論したとされる。ただし、2人の仲は悪くなかった。ドラマでは史実をどうとらえてバチバチの対談シーンを撮影したのか。制作統括の福岡利武氏が取材に応じ、撮影の際に配慮したことや趣里や菊地の様子も紹介してくれた。

「我々のとらえ方としては、お互いを高め合う関係というイメージです。厳しいことを言いますが、互いを一番思っているという2人を描けたらいいと思いました。実際に淡谷さんは笠置さんの子育てを助けた事実もあります。言いたいことは言う。でも困ったら助ける。そこが気持ちよくドラマの中で表現できたらいいなというのが狙いでした」

 ドラマでは鮫島(みのすけ)という記者の口車に乗せられ、結果的に衝突した流れ。2人の衝突は鮫島のせいとも受け取れる展開だった。

「鮫島さんすいませんという感じです(笑)。短いスパンで対談の話を展開する形でしたので、鮫島さんに頑張っていただきました。このシーンを通してお互いを思い合って、高め合いたいということと、同時に、僕は何でも言い合える関係はすてきだと思うので、何でも言える関係を面白く表現できたらいいと考えました」

 バチバチと衝突するシーンの撮影時、演じた趣里と菊地の様子はどうだったのか。

「お2人で長く一緒にお芝居をやってきましたので、一歩スタジオを出れば、とても仲良しです。菊地さんは趣里さんの体調を心配したり、相談にのったりしているようでした。とても明るく楽しそうに笑顔でおしゃべりしていたのが印象的です。でもスタジオに一歩入ればバチバチに。趣里さんと菊地さんの信頼関係がしっかりできているので、バチバチの対談シーンもバッチリできるんだと思います」

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