アニメ化してほしい漫画は? ファンが映像化を期待する“受賞作品”たち
近年のアニメには話題の漫画賞の受賞作品が原作になっているケースが多く見られる。例えば、2023年秋アニメの話題作『葬送のフリーレン』は、「マンガ大賞2021」を受賞している。また、22年の秋アニメで人気を集めた『チェンソーマン』の原作漫画は、「このマンガがすごい!2021オトコ編」で1位を獲得している。本記事では「マンガ大賞」と「このマンガがすごい!」の2つの賞の受賞作品から、今後のアニメ化が期待される漫画を紹介する。
漫画賞受賞作品はアニメ化されやすいのか?
近年のアニメには話題の漫画賞の受賞作品が原作になっているケースが多く見られる。例えば、2023年秋アニメの話題作『葬送のフリーレン』は、「マンガ大賞2021」を受賞している。また、22年の秋アニメで人気を集めた『チェンソーマン』の原作漫画は、「このマンガがすごい!2021オトコ編」で1位を獲得している。本記事では「マンガ大賞」と「このマンガがすごい!」の2つの賞の受賞作品から、今後のアニメ化が期待される漫画を紹介する。
まず紹介するのは、「マンガ大賞2022」の受賞作品『ダーウィン事変』(作:うめざわしゅん)だ。20年から『月刊アフタヌーン』(講談社)で連載中の作品である。人間とチンパンジーの遺伝子を持つ「ヒューマンジー」のチャーリーと、彼が入学した高校で出会うルーシーとの友情を描いた物語だ。SNSでは「世界一面白いし、命について考えさせられる」「動物実験だけどダーウィン事変はおもろい。密かにアニメ化しないかなと思ってる」と命を扱うテーマに関心を持つファンの声が見られる。
『ダーウィン事変』の翌年に「マンガ大賞2023」を受賞したのは、『ゲッサン』(小学館)で連載されている『これ描いて死ね』(作:とよ田みのる)である。21年11月に連載開始した本作は、伊豆王島に住む高校1年生の安海相(やすみあい)が主人公。長年活動休止している憧れの漫画家が、同人誌即売会に出展すると知った彼女は、東京にある即売会の会場へ向かう。ついに出会った憧れの漫画家との交流をきっかけに、相は漫画を読む側から作る側へと立場を変えていく。強烈なタイトルの本作に対して「タイトル物騒だけど最高に面白い」「読み始めて5分で泣いた」と、感情を揺さぶられたファンの声がSNS上であがっている。
また、宝島社が選ぶ「このマンガがすごい!」の受賞作品では、「2023 オトコ編」で1位を獲得した『光が死んだ夏』(作:モクモクれん)を紹介する。本作は、21年から『ヤングエースUP』(KADOKAWA)で連載されている怪奇ミステリー漫画だ。
ある集落で暮らす主人公・よしきと幼なじみのヒカル。ある日ヒカルが山に行って1週間行方不明になる。その後無事帰ってきたヒカルに、よしきは言葉にできない違和感を覚える。よしきが問い詰めると、じつは、今いるヒカルは、死んだヒカルに擬態したナニカであると語る。そんな2人の日常生活が、徐々に不可解な事件に侵食されていくという物語だ。一風変わった設定の本作に対して、SNSでは「あの絵の雰囲気まんまでアニメ化してほしい」「感動系BLと思いきや、高い画力で不気味さに迫力を出す良質なホラー」とアニメ化を希望する声があがる。
現在、これらの作品のアニメ化情報はまだ発表されていない。しかし、過去の受賞作品がアニメ化されていることから、今後アニメ化される可能性は高いのではないか。今から原作漫画で予習しておくのもいいだろう。