EPEXが「ヘビーローテーション」を披露し観客熱狂 「みんなで“EPEX48”にしましょう」
韓国の8人組ボーイズグループ・EPEX(イーペックス)が11日、横浜市のKT Zepp Yokohamaで公演を行った。今月3日のZepp Haneda(東京)を皮切りに福岡、大阪、愛知、横浜の全国5都市で自身初となるZeppツアーを展開しこの日が最終日となった。
ステージから客席に降りてファンと直接交流 会場から悲鳴
韓国の8人組ボーイズグループ・EPEX(イーペックス)が11日、横浜市のKT Zepp Yokohamaで公演を行った。今月3日のZepp Haneda(東京)を皮切りに福岡、大阪、愛知、横浜の全国5都市で自身初となるZeppツアーを展開しこの日が最終日となった。
大音響のビートに乗ってメンバーがステージに登場するといきなり観客は総立ちに。おそろいの上下黒のシックな衣装に身を包んだメンバーは重低音が鳴り響く「Surrender」「Anthem of Teen Spirit」を迫力のボーカルでたたみかけ会場のボルテージを一気に上げた。
「暑いね」「元気?」と会場に詰めかけたファンに声をかけながら積極的に交流するメンバーたち。リーダーのウィッシュは「今回で9回目の公演となりました。皆さんのエネルギーを集めてみましょうか?」とシャウトしファンから大きな歓声を浴びた。
エネルギッシュなステージとは対照的にトークコーナーでは和やかな雰囲気に。「(学校の)卒業式はいつですか? 3月? 韓国は2月です」と日韓の違いに触れながら、「さんがつ? トンカツ?」「みそカツ?」といつのまにか料理の話題に移り、「横浜でおいしい料理はありますか?」とファンに質問するなどフレンドリーな交流で盛り上げた。
その後、パワフルなパフォーマンスを再開。「FULL METAL JACKET」ではメンバーがジャケットをはだける仕草をして悲鳴を浴び、「Lock Down」では激しいダンスを汗だくで披露するなど熱量の高いステージを続けた。
途中、サプライズでAKB48の大ヒット曲「ヘビーローテーション」を日本語で披露して会場を沸かせた。「皆さんと歴史的瞬間を共にしています」「誰でもカバーできるわけではありません」「おそらく韓国のボーイズグループで初めてではないですか?」「『ヘビーローテーション』は振り付けが大事です」とメンバーもノリノリで、「一緒に踊って全員で『EPEX48』にしましょうか?」と笑顔が弾けた。
キュートな楽曲「Do 4 Me」「Sunshower」「Love Bomb」ではメンバーのかわいらしさを競い合い、「My Darling」では客席に降りてファンとハイタッチしたり手ハートを合わせて作ったりするなどダイレクトに交流。会場は「キャー」という悲鳴と熱狂に包まれた。
最後のあいさつでミューは「今日はツアー最終日です。皆さんからたくさんの愛をいただいて幸せです。もっともっと楽しくさせてあげます。約束します」、ウィッシュも「すべてが変わる瞬間でも変わらないものが1つあると思います。今この瞬間です」と熱く語りかけた。全16曲を披露したメンバーは「また会いましょう」と再会を誓いながらステージを終えた。
同グループはメンバー全員が2000年代生まれ。昨年6月に東京、神戸で日本初のファンコンサート「EPEX 1st FANCON in JAPAN」を開催し、多くの日本人ファンを魅了。同10月には6枚目のミニアルバム「Chapter 2.‘Can We Surrender?’」でカムバックし、秋には日本オフィシャルファンクラブ「ZENITH JAPAN」をオープンした。プロダンスリーグ「D.LEAGUE」23-24シーズンの公式アンバサダーにFANTASTICSとともに就任、コラボ曲となる「Peppermint Yum」を配信した。