大泉洋、歴史小説『室町無頼』実写映画で主演も…長尾謙杜に“主役”奪われぼやき「だんだん腹が立ってきた」
自らの力で時代を切り拓いた「無頼」たちを描いた歴史小説『室町無頼』(著:垣根涼介、新潮文庫)が実写映画化され、来年1月17日に公開されることが11日、発表された。主演は大泉洋が務め、なにわ男子の長尾謙杜、松本若菜、北村一輝、柄本明、堤真一らが出演する。メガホンをとるのは入江悠監督。
来年1月17日公開
自らの力で時代を切り拓いた「無頼」たちを描いた歴史小説『室町無頼』(著:垣根涼介、新潮文庫)が実写映画化され、来年1月17日に公開されることが11日、発表された。主演は大泉洋が務め、なにわ男子の長尾謙杜、松本若菜、北村一輝、柄本明、堤真一らが出演する。メガホンをとるのは入江悠監督。
時は室町、“応仁の乱”前夜の京。幕府が弱体化し混迷を極める京の町で、歴史書に一度だけその名を留める男・蓮田兵衛。彼の元に集結したアウトローたちに知られざる戦いをドラマチックに描く、アクション巨編となっている。主演の大泉は、日本史上初めて武士階級として一揆を起こす蓮田兵衛を演じる。
一揆のシーンは「何人呼んでんねん!」というほど、大人数のエキストラが撮影場に集合。大泉は「当時の一揆と同じくらいの数呼んだのかってくらい。何百人もいるから、カットが聞こえないんですよね。カットかかっても端のエキストラはずっと一揆しているんですよ。『冬に死んでしまうわ!』って思った」と大人数の撮影を振り返った。
また「僕と堤さんは(一揆シーンで)会話するんですけど、相当離れている。『聞こえるわけないだろ!』って。なんだこの世界観はと思っていたら、監督はずっと『マッドマックス』を見ていた。『マッドマックス目指してんの?』って」と驚いたことを紹介。入江監督は「室町時代の映画ってあまりない。手探りでやっているうちに『マッドマックス』にたどり着いた(笑)」と頭をかいた。
蓮田兵衛と出会って超人的な棒術を身につける天涯孤独の少年・才蔵を、長尾が演じている。本作で初めてアクションに挑戦しており、華麗な棒術を披露しているという。大泉は「長尾くんのアクション本当にすごい。この映画は長尾くんの成長物語ですよ。これは長尾くんの映画です。俺はそう思っているよ」といい、「途中からだんだん腹が立ってきたね。最初は汚い少年が、どんどんかっこよくなる。アホみたいに」と絶賛しつつも主役を奪われ、ぼやいていた。